一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境用語 特殊岩地植生

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

特殊岩地植生

トクシュガンチショクセイ   【英】Alpine Special Epilithic Vegetation  

解説

日本の母岩の大部分は珪酸を主成分とした酸性岩であるため、珪酸をほとんど含まない石灰岩地や超塩基性岩地のことを特殊岩地という。特殊岩地には、その母岩の風化土壌に特異的に生育する好石灰植物(石灰岩地植物)や蛇紋岩地植物(超塩基性岩地植物)がみられる。これらの特殊岩地植物には、固有種、残存種、隔離種が多い。

日本の高山でみられる特殊岩地は、ほとんどが蛇紋岩や橄欖(かんらん)岩からなる超塩基性岩地である。超塩基性岩が露出した岩壁や崩壊地では、溶けだしたマグネシウムイオンが植物の根の水分吸収を阻害するため、そうした環境に適応した特異な植物しか生育できない。

蛇紋岩地は、本州では谷川岳、至仏山、早池峰山、北海道ではアポイ岳、戸蔦別岳、夕張岳、問寒別などでみられる。アポイ岳、早池峰山、白馬連山の植物群落は、特別天然記念物に指定されている。

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