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北西太平洋地域海行動計画 環境用語

作成日 | 2003.12.12  更新日 | 2009.10.14

北西太平洋地域海行動計画

ホクセイタイヘイヨウチイキカイコウドウケイカク   【英】Action Plan for the Protection, Management and Development of the Marine and Coastal Environment of  [略]NOWPAP  [同義]北西太平洋地域海における海洋及び沿岸環境の保全、管理、開発に対する行動計画 

解説

日本海及び黄海の環境保全のために、北西太平洋周辺4カ国の日本、中国、韓国、ロシアが1994年に採択した地域海計画。本部事務局の機能を担う地域調整部事務所を日本と韓国で共同設置することを第6回政府間会合(2000年)で合意し、2004年11月1日に地域調整部富山事務所、翌2日に地域調整部釜山事務所が設立された。

計画の目的は、(1)モニタリングやデータ収集など、地域内の海洋汚染の評価、(2)包括的なデータベースと情報管理システムの形成、(3)沿岸・海洋環境プランニング、(4)保護、回復、保存、継続利用を組み合わせた、沿岸・海洋環境及び資源の組織的な管理、(5)緊急時の相互支援、海洋管理のための共同体制、共有資源保護と沿岸・海洋汚染防止のための協力体制の構築。目的達成のための優先プロジェクトとして、「対象海域の海洋環境に関するデータベースの構築」、「各国の海洋環境保全に関する法令等の内容調査」、「対象海域の環境モニタリングプログラムの形成」、「海洋汚染事故への準備及び対応」、「各分野の活動の拠点となる地域活動センターの指定」、「海洋・沿岸環境に関する普及啓発」、「陸上起因の汚染に対する評価と管理」が決定されている。

地域海計画は、地域単位で実施する地球規模のプログラムとして、1974年に国連環境計画(UNEP)が開始。UNEP以外のものも含めると、現在、17海域で推進されている。

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