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ライフ・サイクル・アセスメント 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

ライフ・サイクル・アセスメント

ライフサイクルアセスメント   【英】Life Cycle Assessment  [略]LCA  

解説

その製品に関する資源の採取から製造、使用、廃棄、輸送など全ての段階を通して環境影響を定量的、客観的に評価する手法である。LCAと略称される。

これまでの環境負荷評価は、製品の使用や廃棄に伴う有害物質の排出の有無、処理の容易性等一定のプロセスだけを評価範囲としたものが多かったが、これだと全体としては環境への負荷の低減には寄与しない製品が生産されてしまう可能性がある。

そこで製品の原料採取、製造、流通の段階も含めて環境への負荷を評価することにより、経済社会活動そのものを環境への負荷の少ないものに変革しようとする手法が考えられた。平成5年に制定された環境基本法においても「環境への負荷の低減に資する製品等の利用の促進」が規定されている。

また、LCAについては国際標準化機構(ISO)においても国際標準化が行われており、ISO14040はLCAの一般原則、(140)41、48及び49はインベントリー分析、42は影響評価、43は解釈に関する規格となっている。

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