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統合的汚染防止管理指令【EU】 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

統合的汚染防止管理指令【EU】

トウゴウテキオセンボウシカンリシレイ   【英】Council Directive 96/61/EC of 24 September 1996 Concerning Integrated Pollution Prevention and Contr  [同義]IPCC指令  IPPC指令 

解説

1996年9月に採択されたEUの指令。英語名よりIPPC指令(IPPCはIntegrated Pollution Prevention and Controlの略)とも呼ばれる。本指令は事業の操業許可制度を設け、EU域内にある汚染源からの汚染を最小化することを目的としている。

本指令は産業活動を行う新規又は既存の設備による空気、水質、土壌に対する排出を統合的に扱うものであり、1999年10月以降は附属書1に定められた産業活動(エネルギー産業、金属業、鉱業、化学工業、廃棄物業ほか)につき全ての新規設備及び大きな変更を行う予定の既存設備に適用される。これ以外の既存設備については2007年10月まで移行猶予期間が与えられている。

本指令の対象となる設備は操業許可が必要となり、継続的な監査及び許可条件の更新の対象になる。本指令に基づくの操業許可には「利用可能な最善の技術(Best Available Technique:BAT)」を基にした排出基準および操業条件が用いられる。その他、エネルギー使用、廃棄物及び事故防止に関する条項が定められている。

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