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化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応方針 環境用語

作成日 | 2008.04.30  更新日 | 2025.07.11

化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応方針

カガクブッシツノナイブンピツカクランサヨウニカンスルコンゴノタイオウホウシン   【英】Extended Tasks on Endocrine Disruption  [略]EXTEND  

解説

環境省(当時環境庁)が1998(平成10)年に取りまとめた、化学物質の内分泌かく乱作用に関する対応方針「SPEED'98」のその後の科学的知見の蓄積等を踏まえて再構成した新たな対応方針のこと。英語表記の頭文字を取って、EXTENDと通称される。

2005(平成17)年3月に策定された「化学物質の内分泌かく乱作用に関する環境省の今後の対応方針について?ExTEND2005?」の後、おおむね5年おきに見直され、これまで平成22年7月の「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応?EXTEND2010?」、平成28年6月の同EXTEND2016、令和4年10月の同EXTEND2022が策定されてきた。

化学物質により内分泌系をかく乱する作業が人の健康や野生生物に及ぼす影響については、科学的に未解明な点が多いものの、世代を越えた影響をもたらすおそれがある重要な課題として内外の関心を集めてきた。

これまでの対応の中でさまざまな調査研究や試験法開発などが進められてきたが、その影響についてはなお未解明の部分も多く、環境省では引き続き対応を進めるべき重要な課題と位置付けており、これまでの基本的枠組みを引き継ぐことから類似の名称を採用しつつ、行政的な課題により積極的に取り組むようプログラムを発展させることを意図するとしている。(2025年4月改定)

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