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サキグロタマツメタガイ 環境用語

作成日 | 2009.10.14  更新日 | 2015.01.23

サキグロタマツメタガイ

サキグロタマツメタガイ   【英】Sakiguro-Tamatsumeta / 【学名】Euspina fortunei  [同義]サキグロタマツメタ 

解説

本来、中国大陸沿岸や朝鮮半島などに分布する外来種の肉食巻貝。近年、日本各地の干潟などで見られるようになり、アサリの天敵として、各地で潮干狩りのアサリが採れなくなるなど甚大な影響を及ぼしている。漁業関係者などからは、「干潟ブラックバス」「貝版のブラックバス」などと問題視されている。アサリを放流しても食べ尽くされるだけだと、閉鎖する潮干狩り会場も少なくない。移入・拡散の経緯は、大陸産のアサリを移植した際に付着していたものが棲みつき、殖えてきたと考えられている。卵塊の除去なども行われるが駆除には、徒手採捕(拾う)による人海戦術しか有効な手だてが打てず、根絶が難しい。

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