一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境用語 カエルツボカビ症

作成日 | 2007.05.10  更新日 | 2009.10.15

カエルツボカビ症

カエルツボカビショウ   【英】Chytridiomycosis / Amphibian chytrid fungus disease  

解説

両生類の皮膚に含まれるケラチン等を分解して生きている真菌(カビ)の1種、通称カエルツボカビ(B. dendrobatidis)が引き起こすカエルなど両生類の病気。ツボカビは水を介して他の両生類に感染し、高い致死率が報告されている。人間への感染はないものの、海外ではカエルなどの激減・絶滅を引き起こしていると考えられている。南アフリカが原産とされ、これまで南北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドで侵入が確認されてきた。

日本では、平成18年12月に飼育個体での感染が初めて確認された。飼育個体から野外に拡散し、野生の両生類への感染が広まると、自然環境や農林水産業への深刻な影響が懸念される。このため、環境省では、カエル等両生類の飼育者や業者に向けた注意喚起と関係機関への周知、飼育個体の流通状況の把握やツボカビ症の発生状況および海外における対応策等に関する情報収集を行うとともに、特に希少固有種のカエル類が多く生息する南西諸島の感染防止対策ついて専門家等による検討を行うこととしている。

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