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植物遺伝資源条約 環境用語

作成日 | 2009.07.10  更新日 | 2009.10.15

植物遺伝資源条約

ショクブツイデンシゲンジョウヤク   【英】The International Treaty on Plant Genetic Resources for Food and Agriculture  [略]ITPGR  

解説

2001年の国連食糧農業機関FAO)総会で採択された「食料農業植物遺伝資源国際条約」のこと。生物多様性条約の枠組みに沿って、植物遺伝資源の取得促進、植物遺伝資源の保全と持続可能な利用、利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分によって、持続的農業と食料安全保障を図ることを目的としている。条約では、このための国際ルールなどを定めている。2009年3月現在、100カ国以上が条約に加盟しているが、我が国は加盟していない。

条約による国際ルールには、遺伝資源移転契約(Material Transfer Agreement:MTA)など多国間の標準統一ルール(多国間システム)がある。これにより、商業用と研究用のそれぞれの食料・農業植物遺伝資源へのアクセスと利益配分の取り扱いを定めるなど、遺伝資源の保全と持続的利用の促進を図ることとしている。

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