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保護地域作業プログラム 環境用語

作成日 | 2009.07.10  更新日 | 2009.10.14

保護地域作業プログラム

ホゴチイキサギョウプログラム   【英】The CBD Programme of Work on Protected Areas  [略]PoWPA  

解説

生物多様性条約COP6(2002年、オランダ・ハーグ)で採択された、「締約国は、2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させるという目標」(2010年目標)を達成するために、COP7(2004年、マレーシア・クアラルンプール)での決議VII/28に基づいて設置された作業計画。

2010年目標では、生物多様性保全のための7つの目標分野で11の最終目標が設定されている。保護地域作業プログラムは、このうちの最終目標1「生態系、生息地及び生物群系の生物多様性の保全を進める」ことを達成するために設定された。プログラムでは、2010年(海域保護地域は2012年)までに、保護地域がより広範な陸域および海域の景観と統合され、保護地域が拡充されることとしている。各締約国やIUCNなどの関係機関では、ギャップ分析エコシステム・アプローチやエコロジカル・ネットワークなどに配慮して、関係部門の計画などにも生物多様性保全のための保護地域制度が組み込まれるなど、関係方面とも連携した実施計画の策定を進めている。

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