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気候投資基金 環境用語

作成日 | 2009.07.10  更新日 | 2009.10.14

気候投資基金

キコウトウシキキン   【英】Climate Investment Fund  [同義]温暖化の危険な水準及び温室効果ガス安定化レベル検討のための温暖化影響の総合的評価に関する研究 

解説

世界銀行によって途上国に対して開発に整合する気候変動対策に取り組む途上国を支援する目的で設立された基金。

気候投資基金は2本の柱があり、途上国におけるクリーンエネルギー技術の利用に資金を提供する、100億ドル規模のクリーン技術基金と、同程度の規模で気候変動による洪水その他の被害対策に資金を提供する戦略的気候基金からなる。

「クリーン・テクノロジー基金」は、より安価だが環境には好ましくない手段に代わり、商業的に利用可能でよりクリーンな技術を普及させ、低炭素経済への移行を図るための追加的費用を支援することで、途上国の排出の増加を減速させることを目指す。

「戦略気候基金」は、より脆弱な途上国気候変動への耐性を確保しつつ、気候変動に適応するためのプログラムを策定することを支援したり、森林減少の防止のための活動を行う。またこの基金は、気候変動への投資に関して、ドナー国と受益国の間の対話を容易にし、二国間、民間セクター、及び市民社会からの支援を促す。

気候投資基金に資金を拠出するドナー諸国(オーストラリア、フランス、ドイツ、日本、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカ)は、2008年9月に世界銀行本部で61億ドルを拠出すると発表した。

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