一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境用語 ジオ・エンジニアリング

作成日 | 2010.06.10  更新日 | 2010.06.11

ジオ・エンジニアリング

ジオ・エンジニアリング   【英】Geo-Engineering  

解説

一般的には、地球規模での環境影響力を有する技術を、気候変動問題の解決のために利用することを意図する地球工学のことを意味する場合が多いが、内容的には必ずしも厳密に定義されてはいない。具体的には例えば、エアロゾルを大気中に放出することにより地球が受ける太陽光をコントロールし地球の寒冷化を図ろうとするもの、海中に鉄分を散布することによりプランクトン等の生育を促し二酸化炭素の吸収を増大させようとするものなどがある。また、CCS(炭素隔離貯蔵)をこの概念に含める場合もある。

このような技術が論じられるようになった背景には、従来の対策では、気候変動の進行が抑えられず予想外に早く被害が顕在化してきた場合に備えての対策オプションとして使うべきとの考え方、費用対効果が従来の対策よりも高いのではないかとの考え方などがある。

ただし、これらの技術は、必ずしも確実な効果が保証されているものではなく、一旦実施した場合、地球規模での環境影響をもたらすものであることから、そのプラスの側面、マイナスの側面等を慎重に検討する必要があり、安易にこれらの技術に頼って気候変動問題の解決を図ろうとすることには批判的な見方が多い。

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