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バイオトイレ 環境用語

作成日 | 2011.07.01  更新日 | 2011.07.01

バイオトイレ

バイオトイレ   【英】Composting toilet  

解説

一般的には、便槽の中にオガクズや杉チップなどを詰め込んで微生物の母材とし、排泄された糞尿を、オガクズなどとともに攪拌して好気性微生物を活発化させ、分解・堆肥化させる方式のトイレを言う。

水がなくても比較的衛生的に糞尿を処理でき、放流水も生じないことから、山岳地域や災害避難所、イベント会場等で利用される例が増えている。自然公園内では、商業電力や十分な水が得られず、汲み取り等のためのアクセス道路もない山岳地域を中心に、垂れ流し型の従来トイレからの切り替えのための有力な方式の一つとして導入が進んでいる。

ただし微生物の活性化を図るために一定の攪拌をするための動力や、定期的な母材の補充・交換等のメンテナンスが必要。また、微生物の分解能力を超えた負荷には対応できないため利用者の多い地域では注意が必要である。

「環境技術実証事業(自然地域トイレ分野)」においては、現場での実証試験も行われ、より確実かつ安定した技術の開発・普及が進められている。

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