対数正規分布

統計では母集団が正規分布をしていることを前提に各種の統計値が求め、様々な統計解析がなされている。しかしながら、環境中の汚染物質濃度は、低濃度側に極大値を持ち、次第に漸減する分布を示す。計測値や分析値がこのような分布を示す場合に、値軸を対数表記して分布図を描くと正規分布に近づくことがある。このような分布を示す母集団を対数正規分布しているという。対数正規分布を示す母集団の平均値は算術平均ではなく、幾何平均を用いる。