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分散型電源・集中型電源 環境用語

作成日 | 2015.10.07  更新日 | 2015.10.07

分散型電源・集中型電源

ブンサンガタデンゲン・シュウチュウガタデンゲン  

解説

従来の電力の発電・送電・小売体系は、少数の大規模発電施設において集中的・経済効率的に発電を行い、発電された電力を超高圧送電、高圧送電、低圧配電と順次需要地に向けて降圧、分配して行く集中型電源のシステムであった。これに対して、需要地点で比較的小規模な発電施設をオンサイトで設置したり、自然エネルギーなど広く分布する地場のエネルギー資源に対応して比較的小規模な発電施設を多数分散設置していく方式を分散型電源という。

分散型電源は、一般に需要地近くで発電されるため、送電ロスが少なく、また、廃熱がある場合は熱利用との併用が可能となる、また、自然エネルギーのように地場の資源であるものも多い。欧米では、エネルギー自給率向上、地球温暖化対策等の観点から再生可能エネルギーを大規模に利用するため、多数の分散型電源と多数の需要者とを電力グリッド上で管理する送配電システムへの転換を急速に進め、併せて産業のイノベーションを図る動きがある。(2015年7月作成)

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