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核燃料デブリ 環境用語

作成日 | 2016.09.30  更新日 | 2019.07.04

核燃料デブリ

カクネンリョウデブリ   【英】Nuclear Fuel Cycle Debris  [同義]デブリ 

解説

冷却材の喪失により原子炉燃料が溶融し、原子炉構造材や制御棒とともに冷えて固まったもので、スリーマイル島原子力発電所事故(1979年、米国)やチェルノブイリ原子力発電所事故(1986年、旧ソ連、現ウクライナ)において、この発生が確認されている。

東京電力(株)福島第一原子力発電所に例をとれば、廃炉作業に際しての最難関課題の一つがこの核燃料デブリの取り出し作業と考えられている。

まずは、核燃料デブリの実態を直接確認する必要があるが、この調査が進まないことに加え、今後、極めて強い放射線に耐え、放射性物質の飛散も防ぎながら、どうやって核燃料デブリを安全に取り出す技術・方法を開発するのかなど、課題は山積している。(2016年6月作成)

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