一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2019.06.25 更新日 | 2021.07.02
SDGsウォッシュ
エスディージーズウォッシュ 【英】SDGs Wash
解説
「SDGsウォッシュ」とは、SDGsの本質とねらいを理解せず、本気ではないにもかかわらず、表面的に自社の活動によってSDGsに取り組んでいるふりをする、すなわちうわべだけのSDGs活動を指す。「グリーンウォッシュ」から連想された言葉である。
「グリーンウォッシュ」とは、実態が伴っていないにも関わらず、「環境に良い」というイメージだけを自社のPRに使用する行為を批判する言葉で、企業が環境問題に本気で取り組む気もないのに、あたかも環境に配慮しているかのように見せかけることである。SDGsは、地球社会の持続可能性のために解決すべき優先課題を、2030年までの達成をめざして包括的に整理したものである。SDGsウォッシュとの批判を受けないためには、企業は持続可能性を自社の事業戦略の中核に据え、事業を通じてSDGsの達成に向けた意欲的な貢献が求められている。逆に言えば、企業がSDGsを活用することで、中長期的な価値創造戦略を再構築し、自社の持続可能性につなげることができるのである。(2019年4月作成)
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関連Webサイト
- Risk of 'SDG wash' as 56% of companies fail to measure contribution to SDGs:http://www.ethicalcorp.com/risk-sdg-wash-56-companies-fail-measure-contribution-sdgs
- 『SDGsウォッシュ』と言われないために-「SDGsの実装化」に向かう日本企業のグッド・プラクティス-:https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=58223&pno=1?site=nli
- 電通、「SDGsコミュニケーションガイド」を作成:http://www.dentsu.co.jp/news/release/2018/0601-009547.html