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シェアリングエコノミー 環境用語

作成日 | 2021.07.14  更新日 | 2021.07.15

シェアリングエコノミー

シェアリングエコノミー   【英】Sharing Economy  

解説

シェアリングエコノミーとは、一般の消費者が、所有するモノや場所、技術などを必要な人に提供したり、共有したりする新しい経済の動きや、そうした形態のサービスのこと。たとえば一般の運転者がスマートフォンのアプリなどを通じて乗客を自家用車に乗せて運ぶライドシェア、一般の人が所有している空き部屋をWebサイトやアプリを通して旅行者に貸し出す民泊などである。

従来のビジネスでは、企業が消費者を対象にモノやサービスを販売するBtoC(企業から一般消費者へ)や、企業から企業へモノやサービスを提供するBtoB(企業から企業へ)が中心であった。シェアリングエコノミーは、消費者どうしで取引をするCtoC(消費者から消費者へ)のビジネスモデルが多いという特徴がある。そうしたCtoCのサービスでは、企業は消費者に直接商品やサービスを提供することはなく、消費者どうしをつなぐWebサイトやアプリなどのプラットフォームを提供するだけである。

環境保全や持続可能性へ人々の意識の高まりとともに、余ったモノや空間を活用し、環境負荷軽減に繋がるシェアリングエコノミーが広がっている。シェアリングエコノミーがSDGsに貢献する例としては、モノやスペースをシェアするサービスが広がることで、新品購入が減り、ゴミが減少すること、サイクルシェアやライドシェアが広がることで、エネルギー消費の減少につながること、家事・育児スキルをシェアするサービスやクラウドソーシングが活用されることで、労働に参加できる女性が増加することなどが挙げられる。(2021年6月作成)

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