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フードドライブ 環境用語

作成日 | 2022.05.10  更新日 | 2022.05.11

フードドライブ

フードドライブ   【英】Food Drive  

解説

フードドライブとは、家庭で使いきれない未使用の食品を持ち寄り、まとめてフードバンク団体や、地域の福祉施設、子ども食堂などに寄贈する活動のこと。英語の「drive」には「運動」の意味があり、フードドライブ(Food Drive)は「あまった食べ物を寄付する運動」をさす。集められた食品は、経済的に困窮している人たちへの支援に活用されるため、この活動は、「もったいない!」を「ありがとう!」に変えるチャンスと言える。

フードバンク発祥の地アメリカでは、1960年代から盛んに行われている取り組みである。日本ではさまざまなフードバンク団体が活動を行っている。日本初のフードバンク『SECOND HARVEST(セカンドハーベスト)』では、宅配便で送って寄付することもできるため、場所を問わずに寄付することができる。また、フードドライブは、市役所や区役所などの自治体やスーパーなどで、常設しているところもある。開庁、開店時間に訪れれば、気軽に寄付することができるのが魅力である。

フードドライブで喜ばれる食品は、お米やパスタなどの穀物、野菜や魚の缶詰、フリーズドライ食品、レトルト食品、インスタント食品などの日持ちしやすい食べ物である。また、お中元やお歳暮などのギフトパック、贈答品の余剰等も喜ばれる。なお、フードドライブに寄付できる食品は、一般に、未開封かつ賞味期限が1か月以上残っている常温保存可能なものに限られることに留意する必要がある。寄付する前に、どのような条件があるか確認することが大切である。

なお、自治体や町内会、NPOなどに家庭や商店などで使い切れなかった食品を持ち寄ってもらって有効に使おうという活動である「フードドライブ」に対して、「フードバンク」は安全に食べられるのに処分されてしまう食品を企業などから寄贈してもらい、食べ物に困っている施設や人に提供する活動をさす。地域の「フードドライブ」で集まった食品が、地域のこども食堂や「フードバンク」などに提供されることもある。(2022年3月作成)

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