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合成メタン 環境用語

作成日 | 2025.07.09  更新日 | 2025.07.23

合成メタン

ゴウセイメタン   【英】e-methane  [同義]e-methane 

解説

水素とCO2から都市ガス原料の主成分であるメタンを合成することをメタネーションと言い、メタネーションで合成されたメタンを合成メタンという。合成時に用いられる水素を再生可能エネルギー太陽光発電の余剰電力を水電解して得たグリーン水素等)を使用していれば、合成メタン燃焼時に排出されるCO2と合成時に回収されたCO2がオフセット(相殺)されるため、大気中のCO2は増加しないカーボンニュートラルのエネルギーであるとされ、ガス業界により、2050年の脱炭素化に向けた取り組みがなされている。

一方で、自然エネルギー財団からは、合成メタンは、エネルギーロスが大きく高コストとなることが避けられず、その価格差を設備投資などへの補助金で埋めようとした場合、原料となる水素と合わせて二重の補助金を支出することになることなどから、合成メタンの使用はエネルギー密度が高いという独自の価値を活かした必須用途に限るべきとの提案もなされている。(2025年3月作成)

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