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ゴイシツバメシジミ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

ゴイシツバメシジミ

ゴイシツバメシジミ  

解説

チョウ目シジミチョウ科。成虫の羽を広げた大きさは約2cm。紀伊半島の一部と九州中央山地の一部に分布する。国外では台湾に分布している。照葉樹林に生息し、幼虫は大木の高いところの幹や枝に着生するシシンラン(イワタバコ科)の花やつぼみのみを食べて育つ。

成虫は年1回の発生で7月頃に出現し、食草のまわりを飛ぶことが多く、地表近くで観察されることは少ない。日本では1973年に発見され、1975年に国の天然記念物に指定された。種の保存法(1992)では、1996年に国内希少野生動植物種に指定されている。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧I類(CR+EN)とされている。なお、食草のシシンランも絶滅危惧IB類(EN)とされている。

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