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公害防止条例 環境用語

作成日 | 2003.12.12  更新日 | 2009.10.14

公害防止条例

コウガイボウシジョウレイ   【英】Pollution Control Ordinance  

解説

公害防止のために地方公共団体が定めた条例の総称で、その内容には様々なものがある。第二次世界大戦後、1949年には東京都が「工場公害防止条例」を制定し、続いて、1951年に神奈川県が「事業場公害防止条例」、1954年には大阪府も「事業場公害防止条例」を定めた。このように、初期には国による公害規制の法律が整備される前に、問題の著しい地域で対策を進めるために定められていたものであるが、1967年の公害対策基本法制定から1970年の公害国会において整備された公害諸法をきっかけに、全国の地方公共団体で「公害防止条例」と名づけた条例の制定が広まっていった。

内容としては、地方公共団体の公害対策の基本的姿勢を明らかにするものや、地域の環境等の実情に即した、きめ細かな規制(上乗せ規制や横出し規制)などが含まれる。1993年11月に従来の公害対策基本法環境基本法に改められ、それに習って地方でも公害防止条例を環境基本条例などの名称のもとに改定する動きが活発化してきた。

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