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アモコ・カジス号事件 環境用語

作成日 | 2003.12.12  更新日 | 2009.10.14

アモコ・カジス号事件

アモコカジスゴウジケン   【英】Amoco Cadiz Incident  

解説

タンカー「アモコ・カジス号」が1978年に起こした大規模な油流失事故。

同号は、ペルシャ湾で原油22万トンを積載し、オランダのロッテルダムに向け航行中の1978年3月16日、舵取機が故障したことによりフランスのブルターニュ半島の岩礁に乗り揚げ、船体が2つに折れ、積荷のほぼ全量を流出させた。

流出油は英仏海峡一帯に広がり、ブルターニュ半島北西部を全域にわたって汚染した。22万トンの流出量はタンカー事故による油流出量としては当時最大のものであり、事故発生時が鳥類の渡りの時期に重なったことから海岸には3,200羽以上の鳥類が打ち上げられた他、閉鎖性水域にある湿地帯等では生息する動植物は壊滅的な被害を受け、事故後2年間その回復がみられなかった地域もあったと報告されている。

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