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佐渡トキ保護センター 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2010.07.12

佐渡トキ保護センター

サドトキホゴセンター   【英】Sado Japanese Crested Ibis Conservation Center  

解説

トキの保護増殖に取り組むための施設として、環境省が新潟県佐渡郡新穂村(現佐渡市)に開設(1967年開設後、1993年 に現位置に移転)。環境省が各地に設置している「野生生物保護センター」のひとつ。トキの増殖事業の他、保護増殖に必要な資料の収集、中国の研究者との共同研究などを実施。

同センター で飼育されていた、日本産トキの最後の1羽となった「キン」は2003年10月10日に死亡。 2010年3月現在、同センターには中国から寄贈された「友友」・「洋洋」など100羽を超える個体が飼育されている。隣接して整備されている展示館ではトキの生態、トキ保護の歴史が展示されている。また、 飼育中のトキをモニター映像や望遠鏡を用いて観察できる。

なお、同センターの付属施設として、佐渡においてトキの野生復帰を実現するため、環境省は新潟県と協力して、採餌、営巣、育雛、繁殖、飛行、天敵回避等の訓練 を行うための施設(野生復帰ステーション)を2007年に開設し、2008年9月に試験放鳥を開始した。2010年3月には同ステーション内で順化訓練中のトキ9羽が侵入した動物(テン)に襲われ死亡する事故があった。

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