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砂漠化土地面積 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

砂漠化土地面積

サバクカトチメンセキ   【英】Desertificated Land Area  

解説

1977年のUNCODの報告によると、世界各地で毎年6万km2の土地が砂漠化で失われたことになり、現在もなお同じ割合で砂漠化した土地が増加し続けている。これはほぼ九州と四国を合わせた面積に相当する。

また、1991年に国連環境計画(UNEP)が発表したレポート「砂漠化の現状及び砂漠化防止行動計画の実施状況について」によると、世界には61億ha以上の乾燥地が存在し、地球の陸地の約40%近くを占めている。こうした乾燥地域では、世界の人口の約5分の1の人々が生活しており、そのうち約9億haがきわめて乾燥している地域(砂漠)であるとしている。また、砂漠化の影響を受けている地域は、約36億haに達しており、被害面積の最も広い大陸はアジアであり、乾燥地面積に占める土壌劣化の割合がもっとも多い大陸はアフリカで、約73%に達している。

砂漠化の原因としては、地球規模での大気循環の変動による乾燥地の移動という気候的要因と、乾燥地及び半乾燥地の脆弱な生態系の中で、その許容限度を超えた人間活動(過放牧、過耕作、薪炭材の採取等)、すなわち人為的要因の2つが挙げられる。

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