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炭素ストック 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

炭素ストック

タンソストック   【英】Carbon Stock  

解説

炭素を貯蔵する大気、森林、海洋等の炭素プール内に貯蔵される炭素の量。

政策的には森林の炭素ストックが重要である。樹木は二酸化炭素を用い、光合成することによって酸素を放出すると同時に二酸化炭素を有機物として樹木の体内に取り込み固定する。これが樹木の成長である。

一方、樹木は呼吸作用により酸素を取り込んで、二酸化炭素を放出する。樹木が成長している間は光合成と呼吸との差し引きで二酸化炭素を吸収する方が大きいが、成長がとまると等しくなり、枯れて腐朽すると固定された炭素を二酸化炭素として放出する。

したがって老齢化した人工林の伐採・再造林を行うことは、森林を若齢化させ、CO2固定量を増大させるには有効である。また、伐採した木を燃焼させるのでなく、建築材等として使用することは、炭素をストックさせることでもある。日本での炭素ストック量は森林8.7億t-C、住宅1.7億t-Cである。

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