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フェニックス計画 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

フェニックス計画

フェニックスケイカク   【英】Phoenix Plan  

解説

都市化の進展や土地の高密度利用により廃棄物の内陸処分がますます困難になってきたため、1980年代後半には、東京湾や大阪湾で廃棄物埋立護岸の整備が積極的に行われた。

フェニックス計画は、臨海部に発達した大都市とその後背地をふくめた広域圏を対象に、複数の自治体が県境を超えて共同で利用する広域処分場を海面に整備し、廃棄物の収集・処理・処分を広域的に行うとともに、埋立跡地に大規模な人工島を造成する計画である。

廃棄物の埋立地がフェニックスの繁る緑の土地に甦るという願いを込めて、フェニックス計画と命名された。正式には、法律(1981)に基づいて実施される「広域臨海環境整備センター」事業を指している。

最初、首都圏南部と大阪湾圏域を想定して計画が進められたが、東京は1989年に見送りとなり、大阪湾のみ計画が進んだ。大阪湾フェニックス計画で造成された処分地は、阪神淡路大震災によって突如発生した膨大な建設解体廃棄物の受け入れ地として重要な意味を持った。

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