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ジーンバンク 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

ジーンバンク

ジーンバンク   【英】Gene Bank  [同義]遺伝子銀行 

解説

生物多様性や農業などの分野で有用な生物の、遺伝子資源を保存するための施設のこと。遺伝子銀行の意。

生物多様性条約では、生物多様性保全のために生息域内保全生息域外保全の2方法を提示しているが、ジーンバンクは動植物園などとともに、人工的な管理下で保全を図る「生息域外保全」の一つである。多くの生物資源を将来のために遺伝子レベルで保存しておくもので、植物の種子を保存しておくシードバンク(種子銀行)もその一つ。特に、農作物や薬品の開発では、既に過去のものとなった農作物の種子や民間療法として使用されている植物などを遺伝子レベルで系統保存しておき、農業や科学に役立てようというFAOなど国連機関のプロジェクトもある。

最近では、将来の科学技術の発展に備えて、トキなど絶滅に瀕した動物の精子や卵子あるいは細胞などの形で遺伝子を冷凍保存しておき、絶滅種の復活を図る計画もある。

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