一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

ジャンボタニシ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

ジャンボタニシ

ジャンボタニシ   【英】Apple Snail  [同義]スクミリンゴガイ 

解説

新紐舌目リンゴガイ科の淡水巻貝。和名はスクミリンゴガイ。大きものは殻高が7cmにもなるためジャンボタニシと俗称される。南米原産の移入種

1980年代初め頃に長崎県島原市の養殖業者が食用に輸入した。九州で養殖されていたものが各地に広まり、野生化して、九州から近畿地方、静岡県などに広がって、水稲やレンコンなどの農作物に対する食害が問題となっている。8-9月に数日間隔で数十-数百個からなる真紅色から淡紅色の卵塊を産み、年間総卵数は一個体あたり2,400-8,600にもなる。被害を防ぐため、水田への取水口に網を設置したり、水深が浅いと食害が抑えられることから水田の浅水管理を行ったり、卵塊を見つけ次第破壊したり水中へ落とす(産卵直後の卵は水中に落とすと死滅する)などの対策がとられているが、十分な効果は得られていない。

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト