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地球規模生物多様性情報機構 環境用語

作成日 | 2019.06.25  更新日 | 2019.06.28

地球規模生物多様性情報機構

チキュウキボセイブツタヨウセイジョウホウキコウ   【英】Global Biodiversity Information Facility  [略]GBIF  

解説

生物多様性の保全と持続可能な利用などのため、地球上のあらゆる種類の生物に関するデータをオープンアクセスで提供することを目的として設置された国際的なネットワーク機構。

OECDメガサイエンスフォーラムの生物多様性情報サブグループ勧告(1999年)に基づき、2001年に正式発足した。正規会員は国(政府)であり、準正規会員として国のほかに公的機関や経済団体なども参加できる。事務局はコペンハーゲン大学(デンマーク)に置かれ、参加各国には研究機関などで構成されたノードが置かれている。日本ノード(JBIF)は、2007年から文部科学省ナショナルバイオリソースプロジェクトにおける「情報センター整備プログラム」の一課題として構築運用され、国立遺伝学研究所、東京大学および国立科学博物館の3機関が拠点として協力している。

各国ノードでは、生物の分布情報や標本、調査・観察データなどの収集・蓄積と、多様で複雑な生態系を把握することで研究や政策決定に役立てるための情報提供などを行っている。これら各国ノードで整備された世界の生物多様性情報は、GBIFポータルから提供されている。(2019年5月作成)

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