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ワーケーション 環境用語

作成日 | 2020.10.05  更新日 | 2020.10.08

ワーケーション

ワーケーション   【英】Workation  

解説

「ワーク(work)」と「バケーション(vacation)」を合わせた造語で、「休暇中に仕事をする」あるいは「休暇を過ごす環境で仕事をする」ことを意味する。今世紀に入り、とくに2010年代から、アメリカをはじめ欧米諸国で広く行われはじめた。その背景には、デジタルノマドと呼ばれる、IT関連のプログラマーやデザイナーなどのフリーランサーが、ノートパソコンとWiFiが使える環境を移動しながら仕事するようになったことなどがあげられる。ただし、ワーケーションの場合は仕事だけに専念するのではなく、同時に休暇を過ごすことが重視される。具体的には、通常の職場以外のデジタル環境が整った観光地や避暑地で、テレワーク等により働きながら休暇も楽しむことなどが想定されている。特に雄大な自然景観と魅力的なアクティビティを組み合わせた国立公園や温泉地などは、ワーケーション環境としてのポテンシャルも高い。

2020年の新型コロナウイルスの感染拡大防止対策としてテレワーク環境が急速に普及したことを追い風に、働き方改革の一環としてのワーケーション利用にも関心が高まっている。また、移動制限や自粛要請によって急速に減少した観光需要の回復に寄与するとの期待も寄せられている。(2020年9月作成)

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