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コーポレートPPA 環境用語

作成日 | 2023.09.01  更新日 | 2023.11.20

コーポレートPPA

コーポレートピーピーエー   【英】Corporate PPA  

解説

コーポレートPPA(Corporate PPA)は、企業や自治体などの法人が発電事業者から自然エネルギーの電力を長期に(通常10?25年)購入する契約のこと。PPAは電力購入契約(Power Purchase Agreement)の略で、通常は小売り電気事業者から電力を調達するために締結する(出典:コーポレートPPA実践ガイドブック、自然江ネルギー財団、2020年)。発電事業者が企業等の敷地内に自然エネルギーの発電設備を設置して現地(オンサイト)で発電した電気を供給するオンサイトPPAと、送配電ネットワークを利用して電気を供給するオフサイトPPAの二つの方式がある。

最初にコーポレートPPAを積極的に導入したのはAppleやGoogleなどのIT大手であり、自然エネルギーコストの低下ともあいまって、次第に自動車産業など他の大手企業やEUなど欧州地域の企業などへ広がりを見せている。コーポレートPPAは各国の電気事業法等による規制に従う必要があり、日本ではオンサイトPPAを除き、発電事業者と需要家の間で直接コーポレートPPAを結ぶことはできないが、イオンモールやローソンなどの企業において、小売事業者を介在させることにより実質的なオフサイトコーポレートPPAの導入がなされはじめている。(2023年3月作成)

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