気候変動枠組条約第27回締約国会議

正式な名称は、国連気候変動枠組条約第27回締約国会議。京都議定書第17回締約国会議、パリ協定第4回締約国会合等が同時に開催されており、2022年11月6日から11月20日にかけてエジプト・アラブ共和国、シャルム・エル・シェイクで開催された。

会議では、気候変動対策の各分野における取組の強化を求めるCOP27全体決定である「シャルム・エル・シェイク実施計画」、1.5度C目標達成の重要性を強調し、2030年までの緩和の野心と実施を向上するための「緩和作業計画」が採択された。加えて、先進国と途上国の間で大きな意見の隔たりのあった資金面での措置については、ロス＆ダメージ（気候変動の悪影響に伴う損失と損害）支援のための措置を講じること及びその一環として「ロス＆ダメージ基金（仮称）を設置することを決定した。また、これらの資金面での措置の運用化に関してCOP28に向けて勧告を作成するため、移行委員会の設置が決定された。（2023年3月作成）