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2030アジェンダ 環境用語

作成日 | 2023.09.01  更新日 | 2023.11.20

2030アジェンダ

2030アジェンダ   【英】Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development  [同義]持続可能な開発のための2030アジェンダ 

解説

2016年から2030年までの国際社会が共通して取り組むべき目標と行動計画。「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:SDGs)を中核とし、2030年までに貧困を撲滅し、持続可能な未来を追求する普遍的な内容である。2015年9月25日に、ニューヨーク・国連本部で開催された国連サミットで採択された。その内容は、持続可能で多様性と包摂性のある社会を実現するために、2030年までに達成すべき17の持続可能な開発目標SDGs)を定めたもの。正式名称は「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」。序文、政治宣言、持続可能な開発目標SDGs:17のゴール、169のターゲット)、実施手段、フォローアップとレビューで構成されている。

途上国の開発目標を定めた、ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals:MDGs)とは異なり、先進国を含む全ての国に適用される普遍性がその特徴である。中心的概念として“人間中心(people-centered)”、“誰一人取り残さない(no one will be left behind)”などが盛り込まれ、グローバル・パートナーシップ、ジェンダー・保健・教育・防災・質の高い成長等が強調されている。国際機関や各国政府のみならず、民間企業や市民社会を巻き込んだ“全員参加型”の目標となっており、それは世界で起きている深刻な諸問題への対応には、すべての人々が結束しなければ乗り越えられないという,国際社会の強い危機感と決意を反映したものである。(2023年5月作成)

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