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汽水域 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

汽水域

キスイイキ   【英】Brackish-Water Region  

解説

汽水が恒常的に、あるいは季節的に存在する河口域や内湾のこと。

汽水とは、河川などから流出する淡水と、海洋の海水とが混合して形成される中間的な塩分濃度の水体である。その塩分濃度については多くの異なる規定が与えられており、一般には0.2‰-30‰の広い範囲のものを含む。汽水域では汽水が表層に広がり、下層にはより塩分濃度が高い海水が存在するのが普通である。

北極海シベリア北岸域、バルト海、黒海などでは、ほぼ全域が汽水域となっている。汽水域に生息する生物は塩分濃度の変化に耐えるものが多い。また、汽水域は外海によって他の汽水域から隔離された環境となることが多いため、分布範囲の限られた特産種が多く、特異な生物相がみられることもある。

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