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国際サンゴ礁イニシアチブ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

国際サンゴ礁イニシアチブ

コクサイサンゴショウイニシアチブ   【英】International Coral Reef Initiatives  [略]ICRI  

解説

サンゴ礁の保全と持続可能な利用に関する包括的な国際プログラム。海の熱帯林とも呼ばれる生物多様性の豊かなサンゴ礁の保全は地球的課題であり、アメリカの発案により1994年に開始。アメリカ、日本、オーストラリア、イギリス、フランス、ジャマイカ、フィリピン、スウェーデンの8カ国が中心となり推進している。

活動の3本柱として、(1)研究・モニタリング、(2)持続可能な管理、(3)能力養成を掲げている。(1)を受けて、地球規模のサンゴ礁モニタリング網(Global Coral Reef Monitoring Network; GCRMN)を整備し、サンゴ礁の保全・管理に関する情報を共有し、サンゴ礁及び関連する生態系の保全、管理及び持続可能な利用の促進等を図ることとしている。

組織運営は2年ごとに交代する事務局による。第1次事務局はアメリカ、第2次はオーストラリア、第3次はフランス、第4次事務局をフィリピンとスウェーデンが共同で担当。日本は主に環境省が対応し、東アジアの拠点として2000年に沖縄県石垣市に「国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター」を設立。中国、韓国を含む東アジアや東南アジア諸国と協力しながら、サンゴ礁保全を進めている。

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