一般財団法人環境イノベーション情報機構
海の環境問題に取り組む
学生ワークショップ2026
参加者募集
学生ワークショップ2026
参加者募集
- ■日時
- 3月9日(月)~3月13日(金)
- ■場所
- 国立オリンピック記念青少年総合センター
- ■募集対象
- 大学生・大学院生
- ■参加費
- 16,000円(宿泊費(4泊・4人室)及び食費(一部))
- ■申し込み締切
- 2026年1月30日(金)
4つのサブテーマグループ

①海域環境の
生物多様性
沿岸の再生、
漁業管理・活性化

②海域環境と
地域創生
地域コミュニティと海域、
地域経済、観光の海域の貢献

③海洋
プラスチック
国際的な条約、
企業の取組

④海域の
経済的価値
ブルーエコノミー、AIなど
新しい技術による海域の再生
講師一覧(敬称略)

⾼村ゆかり
東京⼤学未来ビジョン研究センター 教授

⽯井菜穂⼦
東京⼤学未来ビジョン研究センター
特任教授、
東京⼤学グローバル・コモンズ・
センター ダイレクター

藤⽥⾹
東北⼤学グリーン未来創造機構・
大学院生命科学研究科 教授、
日経BP ESGフェロー
大久保彩子(東海大学人文学部 教授)
粟生木千佳(公益財団法人地球環境戦略研究機関 上席研究員)
桑江朝比呂(Japan Blue Economy Association 理事長)
中村圭吾(国立研究開発法人土木研究所流域水環境研究グループ グループ長)
清野聡子(九州大学工学研究院環境社会部門 准教授)
柳谷牧子(パタゴニア日本支社 オーシャンイニシアティブスディレクター)
川畑友和(山川町漁業協同組合 理事、JF全国漁青連 顧問)
川井浩史(神戸大学内海域環境教育研究センター 特命教授・名誉教授)
小澤鷹弥(ふなばし三番瀬環境学習館 広報・外部連携リーダー科学コミュニケーター)
今村和志(NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム 理事、立教大学RSL兼任講師)
梅田新也(船橋市役所経済部農水産課 水産技師)
開催要項
- 1.趣旨:
海洋の豊かさは、気候変動やプラスチック問題などの影響によって損なわれています。また、市民と海域とのつながりも弱まりつつあり、海と陸域の両面から再生に取り組むことが求められています。本ワークショップでは、海洋環境の変化や生物多様性保全、海洋プラスチック問題について学び、参加者同士の議論を通じて、未来に向けた解決策を立案し、実践につなげることを目指します。 - 2.日時:
令和8年3月9日(月)12:20~3月13日(金)15:00頃まで
※オンラインによる事前学習会を2月下旬~3月上旬、3月8日(日)の施設見学会(参加は任意)、中間報告会を6月上旬、最終発表会を8月上旬に予定しています。
※スケジュールは変更の可能性があります。 - 3.場所:
国立オリンピック記念青少年総合センター(〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1) - 4.主催:
海の環境問題に取り組む学生ワークショップ実行委員会(実行委員長:高村ゆかり 東京大学未来ビジョン研究センター教授) - 5.共催:
環境省、東京大学未来ビジョン研究センター、九州大学洋上風力教育研究センター、東京理科大学、東邦大学、東洋大学、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート Keio STAR、日本大学(予定)、福岡大学、早稲田大学カーボンニュートラル社会研究教育センター(順不同) - 6.協力:
北海道⼤学サステイナビリティ推進機構 - 7.実施形態:
対面開催 - 8.主なスケジュール:
・有識者による基調講演
・現地見学会(河川のごみ問題、干潟の環境など)
・海の環境問題に取り組む企業等との意見交換
・グループ討論(テーマは(10)を参照)
・提言発表(中間報告会6月上旬、最終発表会を8月上旬) - 9.参加費:
16,000円(宿泊費(4泊・4人室)及び食費(朝4昼4夜3)を含む)
※ただし前日泊を希望する方は3月8日から宿泊可(部屋数に限りがあるので地方から来られる方優先) - 10.テーマ:
以下の4つのサブテーマから、希望するテーマの優先順位を選択してください。希望に沿えない場合があります。
①海域環境の生物多様性:沿岸の再生、漁業管理・活性化
②海域環境と地域創生:地域コミュニティと海域、地域経済、観光の海域の貢献
③海洋プラスチック:国際的な条約、企業の取組
④海域の経済的価値:ブルーエコノミー、AIなど新しい技術による海域の再生
募集要項
- ア.応募資格:
大学生(全学部)、大学院生(すべての専攻) ※令和8年4月より大学生になる者、社会人大学院生で40歳未満の者を含む - イ.募集人数:
40名 - ウ.応募締切:
令和8年1月30日(金)17:00 - エ.応募方法:
以下の申し込みフォームに回答の上、送信してください。
(注)郵便や電話等での応募は受け付けておりませんので、ご了承ください。上記「申し込みフォーム」以外での応募を希望される場合は、下記(キ)のメールアドレスにお問合わせください。 - オ.選考⽅法︓
応募多数の場合は、地域バランスを考慮のうえ抽選を行います。締切後、応募者全員へ事務局よりメールで通知します。抽選結果は令和8年2月上旬にお知らせする予定です。 - カ.その他:
・5日間すべての参加が必須です(途中参加・退席は不可)。
・3月8日(日)のプログラムへの参加は任意です(東京駅下車徒歩5分の大手町にある環境共生型の緑地広場「ホトリア広場」と皇居のお濠の「浄化施設」を見学)。
・中間報告会(2026年6⽉6⽇(⼟)または6⽉13⽇(⼟))への参加が必須です。
・最終発表会(8⽉4⽇(⽕)または8⽉5⽇(⽔))への参加が必須です。※中間報告会、最終発表会のいずれもオンライン参加可能です。
・日本語でディスカッションできる方に限ります。
・プログラム中に撮影した写真・動画を、環境省等の広報に使用する場合があります。また、取材が入る可能性があります。 - キ.お問合わせ・取材の申し込み先:
【事務局】一般財団法人 環境イノベーション情報機構
電話:03-5209-7102
E-mail:workshop@eic.or.jp
URL:https://eic.or.jp
参加者の声
- 学生ワークショップ2025(2025年3月10日~14日)に参加した学生に、参加した感想・所感、今後参加する学生へのメッセージをいただきました。
- 私はこの5日間のワークショップをきっかけに、8か所の施設を巻き込み、ロスフラワー削減企画を実施することができました。結果として脱炭素化への貢献につながり、自分の行動が社会に影響を与えられることを実感しました。
ここでは、大学も専攻も異なる最高の仲間、そして多くの専門家の方々と出会い、脱炭素化の課題はどこにあるのか、私たちにできることは何かを、ディスカッションを通して徹底的に考え抜くことができました。この過程が、実際の企画実現の大きな原動力になったと感じています。
このワークショップへの参加を通じて、講義や議論を重ねながら環境問題への理解を深めただけでなく、環境を「自分ごと化」して行動に移す力も身につけることができました。また企画を実施するにあたって、多くの専門家や企業、施設の方々に交渉し、巻き込んでいく経験は、自分自身の成長につながったと強く感じています。
このワークショップは、環境について考えるきっかけになるだけでなく、自分の力で社会を動かす経験ができる貴重な場です。きっと皆様にとっても、大きな学びと成長の機会になると思います。是非ご応募をお待ちしております。
(関西学院大学社会学部社会学科 村上舞)
- 私にとって2025年のワークショップは、多様な価値観と向き合い、「共創」の難しさとその先にある喜びを実感する貴重な経験でした。
気候変動問題という共通のテーマのもとに集まった参加者ではありましたが、専門分野や問題意識、重視する価値はそれぞれ異なっており、課題への捉え方やアプローチは実に多様でした。そのため、グループ内で意見を一つにまとめる過程では、困難を感じる場面も少なくありませんでした。しかし、安易に妥協するのではなく、互いの考えを丁寧に言語化し、議論を重ねたからこそ、全員の想いを反映した納得感のあるアイデアにたどり着くことができたと感じています。意見の違いを乗り越え、一つの成果として結実した瞬間の達成感は非常に大きなものでした。
また、このような濃密な時間を共に過ごしたことで、ワークショップ終了後も連絡を取り合うほどの信頼関係が生まれ、かけがえのない仲間を得ることができました。
2026年はこれまで取り組んできた「気候変動」から、「海洋の環境問題」へとテーマが刷新されます。しかし、多様な仲間と協力しながら最適解を創り出す面白さと価値は変わらないはずです。新たなテーマに挑戦する皆さんの活躍を、心から楽しみにしています!
(中央大学理工学部人間総合理工学科 亀山郁花)
- 2025年3月に参加した学生ワークショップは、環境課題に対して、学生として社会とどのように関わり得るのかを考え始めるきっかけとなった経験でした。
ワークショップでは、企業への提案を想定し、「一着の服を大切に長く着る文化」をどうすれば社会に広げられるかを考えました。環境に良いという理想だけでなく、企業活動や消費者行動、経済性といった現実の条件を踏まえながら議論する過程は、それまでの自分の環境問題への向き合い方とは少し異なるものでした。
議論を通して、抽象的に感じていた理想も、問いの立て方や視点次第で、社会とつながる形で考えられるのだと気づきました。この経験は、学生の立場から環境課題に関われる可能性を考え始める、最初の一歩になったと感じています。
環境問題に強い関心がなくても、何かを考え、学びたいと思ったことがある方にとって、考えることから始められる良い機会だと思います。新しい視点や出会いを楽しみながら、ぜひ挑戦してみてください!
(京都大学工学部理工化学科 藪本尚幸)
- 応募前、イベントサイトで「~気候変動の課題解決に取り組む~学生ワークショップ2025」というテーマとローカル/グローバルにおけるエネルギー/サステナビリティに関する政策課題というサブテーマ(2024年度)を見たときは「あまりにも広すぎる」という印象を受けました。小学生のときに地域エネルギーに興味を持ち、大学入学から探求してきた私にとって、5日間で新しい学びを得られるのか、と少し斜に構えていたような気もします。
それでも、折角見つけた機会、なにか新しい出会いや学びがあるかもしれないと応募しました。今振り返って、その時の自分の決断を褒めてあげたいです。著書しか知らなかった先生方に直接質問したり、政治家や起業家など普段関われない方々の考えを直接伺えたりする機会や地域・学年・関心領域の全く異なるチームメンバーとの深い議論など、普段大学に通っているだけでは得られない経験を得られたからです。また、3月の5日間のイベント終了後も6月の発表に向け準備する中で、今まで縁のなかった「政策提言」というアプローチに興味を持ち、プログラム終了後自分なりに探求する良いきっかけになりました。
想像していなかった学びや出会いは行動した先にあるものです。イベントテーマを見て、少しでもアンテナが反応した学生にはぜひ挑戦をお勧めします。
(東北大学工学部電気情報物理工学科 北川桜子)