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イベント情報エコロジーシアター『月のダンス』上演のお知らせ

エコロジーシアター『月のダンス』上演のお知らせ

【カテゴリ】 環境一般 その他(環境一般)

【開催日】2007.06.01

【開催地】愛知県


残された時間
                      NPOレインボー 岡本 功

農産物を1トン生産するのに必要な水の量は、米で2,500トン、麦や豆で
1,000トン、肉で7,000トンといわれます。年間3,000万トンを超す農産物
を輸入している日本は、全体で580億トンの水を海外のいたるところで消
費していることになり、生活用水に換算すると、発展途上国では15億人
分以上にもなります。(農業環境技術研究所)

(こうした水のことを仮想水・バーチャルウォーターといいますが、日本
は仮想水の輸入量が世界一。ちなみに残飯の排出量も世界一。食品総量の
1/4が廃棄され1人当たりの年間残飯排出量171キロはEUの4倍。まさに
もったいないの国。)

国際水管理研究所は、2025年までに絶対的な水不足に直面する人々が20
数億人に達すると予測しています。

国連食糧農業機関は今年の「世界水の日」に、2025年までに全世界人口の
3分の2が水不足の危機に陥る可能性を示唆しました。

「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は先月、温暖化により深
刻な水不足に直面する人口が2020年ごろに数億人(各国の利害関係から人
数は明記せず)増えるとの報告を採択しました。

来年から京都議定書の第一約束期間が始まります。EUは京都議定書目標
達成見通しを早々に発表しましたが、京都会議議長国の日本は目標の6%
削減どころか8%の増加。環境税の導入も見送られ、京都議定書の目標を
国内の削減努力で達成できる見通しはまったくないと言われています。

地球温暖化をはじめとする環境問題が解決できない原因としてあげられる
ことのひとつは、これまでの経済学が地球には資源も、廃棄物の吸収力も
無限にあるかのような前提に立っていたからだと言われます。しかしこの
問題は経済学においても何十年も前から確認されていたことであり、様々
な対策も提案され続けていました。(環境経済学、生態経済学等)

科学者や経済学者の警告を受けながらも、日本が現実的な対策を打ち出せ
ずにいるのは「まだまだ大丈夫」といった雰囲気が日本全体に蔓延してい
るためかもしれません。海外の惨状に目をつむりさえすれば、日本は確か
に今は大丈夫なのでしょう。ただ、地球温暖化の対策は、タイムラグがあ
るため痛い目にあってからでは手遅れと言われます。

北極の氷冠の減少は、地球温暖化を加速させる最も大きな要因として注目
されています。CO2の20倍の温暖化効果を持つメタンを放出させるシベ
リアの永久凍土の溶解や、文明が成立したここ1万年ほどの地球の気候を
安定させた熱塩循環といわれる海洋の大循環が止まることに直接つながる
ことが危惧されているからです。

IPCCは、夏場に北極の氷冠がなくなるのを2050年と報告しましたが、
その後、米国雪氷データセンターは北極がIPCCの予想よりはるかに速
いペースで溶けており、2020年にも夏場に北極の氷冠がなくなる可能性が
あると指摘しました。

対策のために残されている時間は意外に少ないかもしれません。




地球温暖化ニュース/そろそろ間に合わなくなってきた…
http://rainbow.gr.jp/ondanka/

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音楽と映像でつづる朗読劇エコロジーシアター。
多くの人の共感と感動を呼んだ第7弾「月のダンス」。
万感の思いを込めていよいよ開演!
http://rainbow.gr.jp/tsuki/

催事名:第17回 環境フォーラム
http://www.stem.co.jp/eco/forum/news.html
日 時:平成19年6月1日(金) 13:30開演(受付13:00)
主 催: (株)エステム
参加費:無料
場 所:日本ガイシフォーラム・レセプションホール(名古屋)
http://www.nespa.or.jp/shisetsu/bunka/
アクセス
http://www.nespa.or.jp/shisetsu/bunka/access.html
お申込みはこちらから
http://www.stem.co.jp/eco/forum/news.html#form


音楽と映像でつづる朗読劇エコロジーシアター
『月のダンス』〜21世紀末に迷い込んだ少女の、水をめぐる物語〜
http://rainbow.gr.jp/tsuki/
ピアノ・歌: 岡さやか
朗 読  : 中山由佳 渡辺久恵 松田和義
音響・音効: 東山高志
原作・映像: 岡本功
協  力 : アイデアイースト (株)松田ホームサービス
企  画 : NPOレインボー
主  催 : (株)エステム

心に深い悩みをかかえた少女スズが、21世紀末のゴミ捨て場にタイム
トラベルしてしまうところから物語は始まります。

気のいいカップル、コウスケとハナにめぐりあい、貧しくとも楽しい
生活をしていくうちに、過去と未来がつながる様々な体験を積み重ね
ていく。

地球温暖化、廃棄物問題、格差問題、資源問題、戦争、子供たちの心
の痛み…。出口の見えない様々な不安が私たちを取り巻いています。

このままいくとこの社会はどうなってしまうのでしょう。ばらばらに
見える問題になにか共通の根はないのでしょうか。

たくさんの支流が大河へと導かれるように、「水」が静かにスズを導
いていきます。


【メインテーマ】
みずから学ぶ、地球の危機
〜負の遺産をのこさないために〜

【プログラム】
13:00〜 開場
13:30〜 開演・ご挨拶
13:40〜 第1部 エステム事例発表
14:00〜 第2部 基調講演「水の争奪戦がはじまる」
     中村 靖彦 氏(東京農業大学客員教授)
15:45〜 第3部 エコロジーシアター
「月のダンス〜21世紀末に迷い込んだ少女の、水をめぐる物語〜」
16:50〜 閉会のご挨拶

※エコロジーシアターに関して
エンターテインメントとしての上演を楽しんでいただくことにより、
様々な環境問題に関心を持って頂くきっかけづくりを目指しています。
http://rainbow.gr.jp/ohanashi/

【登録日】2007.05.28

[NPO法人 レインボー]今後のイベント

登録者情報

【登録日】 2007.05.28

【登録者】NPOレインボー