一般財団法人環境イノベーション情報機構
PARC自由学校「コモンズの旅」
PARC自由学校「森・川・海―さあ、コモンズの旅へ」
アジア太平洋資料センター(PARC)は、南北の人びとが対等・平等に生きることができる社会をつくることをめざし、さまざまな活動に取り組んでいるNPOです。その活動の一環である自由学校では、経済から農業まで幅広いテーマで講座を開催しています。7,8月に催行する「コモンズの旅」スタディツアーのお知らせです。
◆地域にある森・川・海、そして人と人とのかかわり。すべてが大切な自然の恵みであり、その地に生きるみんなのものです。これらの天然資源は、もともと「入会」や「共有」制度のもと地域住民によって管理・利用がなされてきました。その資源と、資源共有のためのシステムが“コモンズ”です。共同体の疲弊や地域経済の崩壊が叫ばれる現在、先人の叡智を引き継ぎながら、新たな「共」のつながりをつくりだしている人たちがいます。この旅では、森・川・海の豊かさと、それを守り活かそうとする人たちに出会います。どの回もその土地やテーマに詳しい講師による事前学習会を行ない、訪問先についての知識やイメージを深めます。人と人、人と自然がつながる旅へと出かけましょう。
◆全4回。
各回のみの単発参加も可能です(参加費は各回で異なります)。
1、徳島県吉野川流域を訪れる
川はみんなのもの
―森林保全をとおした“緑のダム”への転換をめざす
7/18(土)〜20(月・祝) 2泊3日
38,000円(朝食2回、昼食2回、夕食2回、宿泊費、現地での交通費、保険込み)
※申込締切日 6/26(金)
○案内人:姫野雅義(NPO吉野川みんなの会代表理事)
○事前学習会:7月10日(金)19:00-21:00
講師:関 良基(拓殖大学教員)
川はもともと流域に住む人びとのものでした。豊かな水の流れは暮らしに恵みを与え、人はまた川とのつきあいの中で労働の喜びやくつろぎを得て、自然との共生という文化を次世代へ伝えてきました。しかし明治時代以降の近代化以降、治水・利水は中央集権化され、開発が進むにつれて人と川との関係は分断されてしまいました。
高知県・徳島県を流れる吉野川では、2000年1月、日本で初めて住民投票によって国のダム計画(可動堰建設)が白紙となりました。しかし可動堰が必要との姿勢を変えない国に対して、その後も住民運動は可動堰に変わる「緑のダム」方式への転換を盛り込んだ提言活動を地道に行なっています。この旅では初日に吉野川第十堰周辺を、2日目には吉野川流域の森林を歩きます。手入れの行き届かない放置された人工林を歩き、人工林荒廃が土砂災害や洪水の原因になっている状況を現場から学びます。川と森は有機的につながっていること、縦割り行政が川と森を分断していることの悲劇を、地元NPOや住民の方々のお話しを伺いつつ学びます。「川はみんなのもの」という基本に立ち、吉野川の未来と豊かな川文化の再構築をめざす取り組みにふれる旅です。
2、山口県熊毛郡上関町長島を訪れる
宝の海を守るために
―原発の新規建設に直面する漁民―
7/31(金)〜8/2(日) 2泊3日
38,000円(朝食2回、昼食1回、夕食2回、宿泊費、現地での交通費、保険込み)
※申し込み締切日 7/3(金)
○案内人:高島美登里(長島の自然を守る会)
○事前学習会:7月23日(木)19:00-21:00
講師:水口憲哉(資源維持研究所主宰)
3、富士山麓に出かける
入会(ルビ/いりあい)の森がはぐくむコモンズ
8/22(土)〜23(日)1泊2日
26,000円(朝食1回、昼食1回、夕食1回、宿泊費、現地での交通費、保険込み)
※申し込み締切日7/24(金)
○案内人:齋藤暖生(東大演習林助教)
磯村洋之(富士吉田市外二ケ村恩賜県有財産保護組合)
○事前学習会:8月8日(土)14:00-16:00
講師:齋藤暖生(東大演習林助教)
4、北海道紋別を訪れる
アイヌ漁民の暮らしと豊かな思想
9/19(土)〜22(火・休)3泊4日
35,000円
○事前学習会:8月中旬予定
事前学習会講師:上村英明(恵泉女学園大学教員)
○共催・案内人:さっぽろ自由学校「遊」
各回の詳細・お申し込みは以下からどうぞ!!
http://www.parc-jp.org/freeschool/2009/kouza/kouza_21.html
【登録日】2009.06.17