一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

イベント情報第144回土曜講座 キューバの有機農業を訪ねて

第144回土曜講座 キューバの有機農業を訪ねて

【カテゴリ】 環境一般 その他(環境一般)

【開催日】2002.11.16

【開催地】東京都


●日時:11月16日(土)午後2時〜5時半
●会場:社会問題研究所(新宿区北新宿1-33-20)
地図(ファクシミリでもお送りすることができます。)
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.41.43.058&el=139.41.43.194&fi=1
●講師:
 ・都市農業大国キューバ・リポート;吉田太郎(都市農業研究会)
 ・キューバの持続可能技術を評価する;小林一朗(環境・サイエンスライター/科学と社会を考える土曜講座・運営委員)
●資料代:1000円

 資源に乏しく、エネルギーや少量のほとんどを外国に頼る国で、それが突然途絶したらどうなるのだろうか。なにやら日本の将来を暗示させるような未来絵図だが、90年代初頭のソ連圏の崩壊とアメリカの経済封鎖の強化により、キューバではそれが現実化してしまった。
 エネルギー0%、食料40%の自給率しかないキューバは、大量の餓死者を出しかねない未曾有の経済危機の中で、国をあげて持続可能な社会への転換を目指す。
 苦闘10年、キューバは農薬漬けの近代農業を180℃転換させ、世界一の有機農業大国へと躍進した。リオの地球サミットの宣言も取り入れ、憲法に環境条項を組み込み、地球温暖化対策、森林再生、自然エネルギーの導入など、ありとあらゆる持続可能な環境対策に取り組んでいる。

 使い捨て先進国として世界に環境破壊のツケをまきちらし、自給率が低い日本にとってキューバの経験は他山の石とはいえない。学べることも少ないないはずだ。
また、食・住・医といったベーシック・ヒューマン・ニーズを満たしつつ、モノを大切に、しかし陽気な日々の暮らしを楽しむキューバ人たちからは、本当の豊かさとは何か、そして、貧困にあえぐ多くの発展途上国の今後の目指すべき姿も見えてくる。
『200万都市が有機農業で自給できるわけ』(築地書館)や『有機農業国を変えた』(コモンズ)の著者である吉田太郎氏は、キューバの有機農業に関心をもち、何度もキューバを訪れている。この10月末にも当会運営委員の小林とともに、持続可能なまちづくりの取り組み事例を調査する。
 帰国直後の吉田氏に最新のキューバ事情をレポートしていただく。小林からは、持続可能な国づくりを可能とした「技術」やその背景にある科学思想・技術哲学の分析を報告する

【登録日】2002.10.24

登録者情報

【登録日】 2002.10.24

【登録者】小林一朗

この情報の修正・削除