一般財団法人環境イノベーション情報機構
【JICA地球ひろば】9/25(土)月間国別特集関連セミナー「世界の屋根・ヒマラヤの大自然を未来につなぐ国際協力 ―住民主体の環境保全―」

9月の月間国別特集は「ネパール連邦民主共和国」です。
ネパールといえば、多くの人はヒマラヤ山脈を連想するのではないでしょうか。
そのヒマラヤの環境を守るため、
現地の人々とともに活動している「NPO法人 ヒマラヤ保全協会」の
理事および事務局長の田野倉 達弘氏を講師にお迎えし、
ネパールでの活動を紹介していただきます。
世界の屋根といわれるヒマラヤには、
エベレストを含む、地球上で最も高い8000m級の峰々があり、
世界で最も雄大な自然が息づく地域です。
その山麓には沢山の人々が暮らし、民族多様性は世界随一となっています。
そんなヒマラヤでは近年、人口の増加や
それに伴う自然のオーバーユース(過剰利用)などにより、
環境の悪化が続いています。
ヒマラヤ山岳地帯で暮らす人々は、
今でも自然環境に大きく依存したライフスタイルを続けており、
住民自身が自然環境を守りつつも、自然資源をうまく活用するといった
仕組みづくりが必要になってきました。
これが住民の主体的参加による環境保全活動につながっていきます。
今回のセミナーでは、
上記のような国際協力活動の紹介と現状・成果・教訓などについて、
田野倉氏の青年海外協力隊時代のお話や、
その後のNGOでの実践を通した経験をもとに広い視野で語っていただきます。
また、9月7日(火曜)から10月3日(日曜)の期間は、
1階体験ゾーンの一角、月間国別特集コーナーにて、
ネパールの多様性や歴史などがわかる、
民族衣装・民芸品・日用品・教科書などを展示します。
ネパールに関心のある方はぜひお越しください!
講師:田野倉 達弘氏(NPO法人 ヒマラヤ保全協会 理事・事務局長)
【略歴】
川喜田研究所・主任研究員等を経て、青年海外協力隊で
ネパール国立トリブバン大学講師として派遣(2000年4月から2年間)。
東北大学大学院理学研究科博士課程(地学専攻)修了。
現在、NPOヒマラヤ保全協会理事・事務局長。
【登録日】2010.09.21