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イベント情報カナダ水俣病講演会

カナダ水俣病講演会

【カテゴリ】 地球環境 国際環境協力

【開催日】2011.09.17

【開催地】東京都


水俣病の悲劇が北米大陸で繰り返されていました。パルプ工場が排出した無機水銀が、森林をゆるやかに流れる河川の中で猛毒のメチル水銀となり、はるか下流の居留地で狩猟と川漁をして暮らす先住民の体を蝕んでいたのです。この経過をたどると植民者による過酷な支配と、日本の水俣病政策の影響が浮かび上がってきます。現地調査をつづけてきた熊本学園大学水俣学研究センターの招きで、カナダ水俣病の被害民が日本を訪れる機会をとらえ、この問題についての講演会を30数年ぶりに東京で開催します。当日は、現地で支援活動をつづける映像作家による記録映画も上映します。

【発言】(通訳付)

サイモン・フォビスター Simon Fobister
1955年グラッシーナロウズに生まれる。4歳から13歳までセントメリー強制寄宿学校で過ごす。19歳から居留地のチーフを4年務める。46歳で再びチーフとなり、数回にわたり原田調査団を迎え入れる。森林伐採をやめさせるため現在も州政府と交渉中。被汚染者。

ジュディー・ダ・シルバ Judy Da Silva
1962年グラッシーナロウズに生まれる。居留地事務所の行政職員で5児の母。政府・大企業の森林伐採に対して2002年より道路を実力封鎖。2004年には居留地の魚の水銀汚染度を調査して、2010年、州政府の水俣病政策に対する抗議運動を起こす。被汚染者。

シルビア・ヘンリー Sylvia Henry
1976年ホワイトドッグに生まれる。70年代に水俣訪問もした居留地のチーフ、アンソニー・ヘンリーの娘。3児の母として水銀汚染の胎児小児への影響を危惧。現在マニトバ大学大学院で先住民学を学び、同居留地の水銀中毒史について修士論文を作成中。被汚染者。

ソア・エイキンヘッド Thor Atkinhead
1967年に生まれる。まもなくマニトバ州の田舎に移り先住民と接しながら育つ。体制からの自由と自立を求めて仲間たちとコミューンをつくった経験をもつ。反グローバリゼーションの立場から、2000年ごろより両居留地の活動支援に参加。記録映画スタッフ。

【講演】
原田正純 Harada Masazumi
医師。1934年鹿児島県に生まれる。60年熊本大学医学部精神神経科助手。以来今日まで、患者の立場に立って水俣病の調査研究。75年水銀汚染による健康被害が疑われた同地を訪問。以後、継続して調査、同国政府へ提言。前熊本学園大学水俣学研究センター長。

【上映】
「カナダ先住民と水俣病」原題“THE SCARS OF MERCURY”
 大類義監督、日本語字幕付、2009年、 特別編集版60分、DVD上映

【開催概要】
日時/2011年9月17日(土)、午後1時30分開場、2時〜5時
会場/YMCAアジア青少年センター(東京・水道橋)
    千代田区猿楽町2-5-5 地下1階SPACE Yホール
交通/JR中央線「水道橋駅」より徒歩6分、「お茶の水駅」より徒歩8分
    東京メトロ「水道橋駅」より徒歩8分、「神保町駅」より徒歩10分
主催/水俣フォーラム
共催/熊本学園大学水俣学研究センター
協力/在日本韓国YMCA

【入場料】
一般=当日2200円、前売1600円
学生=当日1500円、前売1000円

前売券のお求めは、郵便局備え付けの郵便振替用紙をご利用いただき、口座番号欄に「00120-4-398614」、加入者名欄に「水俣フォーラム」、通信欄に「カナダ水俣病講演会前売券希望」とご記入の上、券種・枚数を明記してご送金下さい。ご入金を確認次第、チラシ・チケットをお送りします。なお、9月7日(水)の受付印で締め切らせていただきます。

【お問い合わせ】
認定NPO法人 水俣フォーラム
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1-34-12 竹内ローリエビル401
TEL:03-3208-3051 FAX:03-3208-3052

【登録日】2011.08.29

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