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イベント情報水俣・白河展

水俣・白河展

【カテゴリ】 環境一般 その他(環境一般)

【開催日】2011.11.11 〜2011.11.20

【開催地】福島県


 昨年夏、私たちはアウシュヴィッツ平和博物館(白河市白坂)の呼びかけにより「水俣・白河展」開催の準備に着手しました。そうした中で3月11日に福島原発事故が発生し、いまだに終息のめども立たず大変な困難に直面しています。しかし一方で、放射能にさらされているこの地で、本展を開催することの意義はますます大きくなりました。
 残念ながら「水俣」はまた繰り返されてしまったのです。深刻な現実は、エネルギー資源の生産・管理・消費について、私たちに再考を迫っています。「今が良ければそれでいい」という生活態度は過去のものとしなければなりません。
 同博物館の創立者で今は亡き青木進々さんは「戦争は最大の環境破壊」という言葉につづけて、よく「地球は未来からの預かりもの」と言っていたと聞きます。終わりの見えない困難の中、このような言葉を思い起こしながら水俣展を開催し、心安らかな暮らしと生き生きとした地域社会の創造に努めていきたいと思っています。どうぞ多くの皆様がご来場、ご協力下さいますようお願いいたします。

■開催概要
会期:2011年11月11日[金]−20日[日]、午前10時−午後5時
会場:マイタウン白河(福島県白河市本町2)
主催:水俣・白河展を開く会
共催:アウシュヴィッツ平和博物館・水俣フォーラム
後援:環境省東北地方事務所・福島県・白河市・福島県教育委員会・白河市教育委員会・報道11社
展示入場料:前売=一般800円、高校生以下300円、当日=一般1000円、高校生以下500円
        水俣フォーラム、チケットぴあ、ファミリーマート、サークルK、サンクスで発売

■展示
【メイン展示】
プロローグ:1956年4月、幼い少女を「奇病」が襲った
クロニクル:映像でたどる半世紀
展示1:水俣の自然・豊かな風土
展示2:水俣病とは何か
展示3:水銀はなぜ止まらなかったのか
展示4:被害者は何を求めたのか
展示5:その後の水俣病事件
エピローグ:「彼岸の団欒を垣間みる」石牟礼道子

【患者遺影】
記録映画作家・土本典昭夫妻が1年間水俣に滞在して、800軒の遺族を訪ね収集した遺影489影を空間一面に展示

【実物展示】
水俣病発症量のメチル水銀、水俣湾の海底にあった高濃度の水銀ヘドロ、患者が半年間で服用した薬のカラ、など

【写真展示】
W.ユージン・スミス+アイリーン・M.スミス、桑原史成、塩田武史、芥川仁

【美術展示】
丸木位里・俊「水俣の図」、中村正義「何処へいく」「おそれA」「おそれB」

【語り部コーナー】
水俣病患者をはじめ、この事件の当事者ともいうべき方の15分の証言

【展示説明会】
専門の説明員や研修を受けたボランティアが順路に沿って40分ご案内

【水俣病ブックフェア】
書店ではなかなか手に入らない水俣病の本やDVDなど、180種を販売

【毛髪水銀調査コーナー】
私たちの体は、いまどれくらい水銀に汚染されているかを測定(500円)

【ホールプログラム】
講演会や上映会を開催

■お問い合わせ
水俣・白河展を開く会
 福島県白河市白坂三輪台245 アウシュヴィッツ平和博物館気付
 TEL:0248-28-2108

水俣フォーラム
 東京都新宿区高田馬場1-34-12-401
 TEL:03-3208-3051

【登録日】2011.10.24

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【登録日】 2011.10.24

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