一般財団法人環境イノベーション情報機構
次世代自動車用 遮熱・断熱ガラス・ウィンドウフィルムの開発と冷暖房効果・快適性・燃費効果の改善・機能性向上技術
【募集期間】| 2011.11.15〜2011.12.25

★カーフィルム市場に必要とされる「ウィンドウフィルム」「遮熱ガラス」の要求、遮熱・断熱性と透明性のレベルとは?
★次世代電気自動車、ハイブリット自動車空調に掛る燃費を改善し、ひいては走行距離を高めるキーマテリアルについて、各メーカーが語る!
【講 師】
●第1部 ビー・エム・ダブリュー株式会社 技術顧問 山根 健 氏
●第2部 徳島文理大学 大学院工学研究科 ナノ物質工学専攻 教授 工学博士 千葉 潔 氏
(元 帝人株式会社)
●第3部 セントラル硝子株式会社 硝子研究所 副参事 ご担当者様
【会 場】
川崎市産業振興会館 9F 第3研修室A【神奈川・川崎】
JR または京急線の川崎駅より徒歩8分
【日 時】平成23年12月26日(月) 11:00-16:00
【参加費】
【早期割引価格】1社2名につき51,450円(税込、テキスト費用を含む)
※12月12日までにお申込いただいた会員登録者(登録無料)
※会員登録をお済でない方は【定価】1社2名につき54,600円(税込、テキスト費用を含む) となります
詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=2460
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第1部 次世代電気自動車の最新動向と軽量化・省エネルギー化のカギを握る構成部材への要求〜軽量化・遮熱・断熱効果向上と省エネルギー化を踏まえ
【11:00-12:15】
講師: ビー・エム・ダブリュー株式会社 技術顧問 山根 健 氏
【講演主旨】
自動車を取り巻く環境はCO2排出規制、石油資源価格の高騰や枯渇などにより厳しくなってきており、飛躍的な改善が必要とされている。21世紀に入っての10年は、主としてパワートレインの改良による進化が進んできた。今後は電気自動車をはじめとする次世代自動車の導入や普及が進むと考えられるが、バッテリーや水素といった新エネルギー源は石油系燃料に比べエネルギ―密度が低く、それら得御搭載する車の航続距離確保には、CFRPなどを使った車両の軽量化など、車体関連の材料革新が必要とされる。また、次世代自動車では空調に関する要求が大きく、エコハウスのような車体が(=当然ウインドウも)必要となっており、樹脂窓(グレージング)、遮熱ガラスなど、自動車用新材料の開発が期待されている。持続的なモビリティの実現には自動車製造過程や廃却時の環境負荷低減も必要となってきている。
本講演では、BMWのCO2削減(省エネルギー化)に対する取り組みの概要、新世代の電気自動車コンセプトを紹介し、次世代自動車に期待される材料技術を紹介する。
【プログラム】
1.今日の自動車を取り巻く環境
1-1 資源問題と環境問題さらには安全対策
2.BMWのCO2削減の取り組み
2-1 Efficient Dynamics
2-2 パワートレインの改善、次世代パワートレイン
2-3 総合的な改善
3.BMWの電気自動車開発状況と構造部材の樹脂化
3-1 電機自動車開発の歴史と問題点
3-2 先行開発、市場試験で明らかになった事
3-3 Project i で開発中の新世代電気自動車コンセプト
3-4 CFRPによる量産車車体製造の取り組み
4.BMWの材料研究
4-1 自動車メーカ、研究機関、サプライヤが一体となった開発
4-2 新材料開発事例
5.自動車の軽量化・空調面での省エネルギー化とその課題
5-1 軽量化実現のための材料転換
5-2 自動車軽量化による航続距離向上の展望と課題
5-3 自動車ウィンドウ材料・窓フィルムの遮熱・断熱技術への期待と要望
5-4 次世代自動車における空調技術への要望の大きさとは?―空調効果を上げる必要性―
6.自動車用「新」材料への期待
【質疑応答】
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第2部 透明遮熱・断熱フィルムにおける技術開発動向と車載用ウィンドウフィルムへの応用
【13:15-14:30】
講師:第2部 徳島文理大学 大学院工学研究科 ナノ物質工学専攻 教授 工学博士 千葉 潔 氏
【講演主旨】
透明断熱フィルムの原理、作製法、膜構成と性能を理解する。また、最近の高性能化に向けた研究の内容を知る。 特に車などの移動体の透明開口部(窓)に貼付し、太陽光の熱の流入を遮断(反射)し、熱放射を抑制し省エネ性を高める、透明断熱フィルムの特性と応用を学ぶ。透明性・断熱性の両立方法などについても触れる。
【プログラム】
1.透明断熱性と透明断熱フィルムの機能(Low-e)
1-1 自動車窓の透明断熱性
1-2 自動車窓の要求特性―透明性と断熱・遮熱性のレベルや両立方法とは?
2.透明断熱フィルムの分光特性と性能指数
3.透明熱線反射膜の種類と選択光透過性の原理
3-1 酸化物(金属に近く縮退した)半導体膜
3-2 金属/誘電体多層膜構成
1) 作製法(1) ゾルゲル/ドライハイブリット法
2) 作製法(2) 全ドライ(スパッタ)法
3) 膜構成とAg合金
4.プラスチックスフィルム基板への要求
5.最近の研究
【質疑応答】
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第3部 自動車用遮熱ガラスの特徴、高性能化と求められる特性
【14:45-16:00】
講師: セントラル硝子株式会社 硝子研究所 副参事 ご担当者 様
【講演主旨】
低炭素社会を作り出す上で、自動車から排出されるCO2 ガスを削減することが重要なポイントとなる。また、近年発売された電気自動車(EV)の普及のためには、航続距離の向上が課題である。高性能な自動車用遮熱窓ガラスは、エアコン負荷の低減によるガソリン車のCO2 排出量低減や、EV の航続距離向上を実現する。本発表では、自動車用遮熱ガラスの種類、求められる
特性などについて解説する。
【プログラム】
1.自動車用ガラスの基礎
1-1 自動車用ガラスの種類
1-2 自動車用ガラスに求められる基本的特性
2.従来の遮熱ガラス
2-1 ガラス自体による遮熱
2-2 フィルムの貼合による遮熱(単板ガラス)
2-3 膜形成による遮熱(単板ガラス)
2-4 PVB 樹脂による遮熱(合わせガラス)
2-5 膜形成による遮熱(合わせガラス)
3.遮熱ガラスを取り巻く昨今の状況
3-1 CARB によるクールカー規制(米国カリフォルニア州)
3-2 求められる特性
4.新しい遮熱ガラス
【質疑応答】
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<主催会社・お問い合わせ>
(株)AndTech
TEL:050-3538-1954
e-mail:info▲andtech.co.jp(▲は@に変換ください)
主催会社ホームページ:http://www.techzone.jp/
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【登録日】2011.11.16