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イベント情報サハリン石油・天然ガス開発「サハリンと日本−オオワシが危ない!?」 齋藤慶輔氏 講演会

サハリン石油・天然ガス開発「サハリンと日本−オオワシが危ない!?」 齋藤慶輔氏 講演会

【カテゴリ】 自然環境 野生動植物

【開催日】2003.04.15

【開催地】東京都


ロシア・サハリン島ではサハリンI〜VIIIの石油・天然ガス開発が計
画中または進行中です。
特にサハリン島北東部で行われているサハリンIとサハリンIIは、
既に開発が始まっており、油流出による漁業や生態系への影響、絶
滅危惧種であるオオワシやコククジラやへの影響、石油・ガスパイ
プラインによる環境影響など様々な懸念が日本国内外から挙げられ
ています。

 今回、北海道の(社)野生生物保護公社で主任研究員・獣医師とし
て活躍されている齋藤慶輔氏を東京にお呼びし、講演会を行う運び
になりました。齋藤氏は、2000年夏より、毎夏北サハリンに出向き、
北サハリンにおけるオオワシの繁殖状況と北海道における越冬状況
の双方を発信機を用いた追跡調査により解明しようとしていらっし
ゃいます。サハリンで繁殖しているオオワシの多くが北海道に渡っ
ってきているのです。そのオオワシが今、営巣地サハリンでの開発
や越冬地北海道での鉛中毒により危機的な状況にあります。サハリ
ンと北海道をつなぐオオワシの現状や開発による影響について、現
場から聞くことができる機会です!ぜひ奮ってご参加下さい。

  ◆日時: 2003年4月15日(火)午後7時〜9時
  ◆場所: (財)地球・人間環境フォーラム 会議室(40人)
         港区麻布台1-11-3 麻布台第1ビル6階 
         Tel:03-5561-9735(環境フォーラム代表)
   地図はこちら
   →http://www.foejapan.org/aid/jbic02/sakhalin/evt_030415.html

  ◆主催: 国際環境NGO FoE Japan
◆参加費:一般:500円/サポーター:無料
  ◆参加申し込み/問合せ:国際環境NGO FoE Japan(担当:神崎)
              TEL:03‐3951‐1081 FAX:03‐3951‐1084
              E-mail:kankan@foejapan.org
              http://www.FoEJapan.org

<スピーカー紹介>
 齋藤慶輔氏 (社)野生生物保護公社 主任研究員・獣医師
日本獣医畜産大学 獣医学科 野生動物学教室卒業。環境省釧路湿原野生生物保
護センターで調査研究員としてシマフクロウ保護増殖事業に携わるかたわら、希
少猛禽類に関する研究や調査を行っている。ワシ鉛中毒ネットワークの事務局長
も兼任する。

 <サハリン石油・天然ガス開発プロジェクトとは・・・>
サハリンI〜VIIIまでの石油・天然ガス開発が計画されており、現在、
I&IIが進行中です。
■サハリンIとは・・・
サハリン島北東部の三カ所の鉱床から石油とガスを掘削。
ロシア本土へのパイプラン輸送および日本への海底ガスパイプラン
を敷設予定。日本への海底ガスパイプラインは本州、東京近郊まで
敷設する計画。また現在津軽、三陸沖などでパイプラインの漁業影
響調査が行われている。この調査の費用は日本サハリンパイプライ
ン(日本石油資源開発、伊藤忠、丸紅出資)によってまかなわれて
いる。
■サハリンIIとは・・・
サハリン東北沿岸部で石油および天然ガスを採取する計画。
生産量は石油が7億5000万バレル、天然ガスは4000億立法メートル
が見込まれている。既に終了した第1期開発では、モリクパックとい
う改良型のリグ(掘削施設)を用いて原油の採掘を行い、海底に敷い
た約2kmのパイプラインで貯蔵タンカーに運び、石油は2001年6月以
降主に韓国へと輸送されている。しかし1年のうち数ヶ月は海が氷で
覆われ、その間タンカー輸送ができなくなるために、現在準備段階
にある第2期では、陸上にパイプラインを通し、サハリン島の最南端
まで運ぶことが計画されている。

より詳細な情報は、FoE Japanのホームページをご覧下さい。
 →http://www.foejapan.org/aid/jbic02/sakhalin/index.html

【登録日】2003.04.01

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【登録日】 2003.04.01

【登録者】国際環境NGO FoE Japan