一般財団法人環境イノベーション情報機構
熱電変換モジュールにおける評価・高効率化と排熱回収技術での自動車応用

★素子・モジュールとしてのそれぞれの性能評価、耐久性向上、劣化対策などの具体的手法とは?
★産業用途・自動車業界からの要求とは?自動車内部構造やトレンドを把握し、排熱回収技術にどう生かすかを考える!
【講 師】
第1部 カルソニックカンセイ(株) 先行技術開発グループ 主管 原 潤一郎 氏
第2部 独立行政法人産業技術総合研究所 エネルギー技術研究部門 副研究部門長 小原 春彦 氏
第3部 一般財団法人電力中央研究所 原子力技術研究所 特別嘱託 博士(工学) 神戸 満 氏
【会 場】
東京中央区立産業会館 4F 第4集会室【東京・中央区】
【日 時】平成25年4月22日(月) 13:30-17:45
【参加費】【早期割引価格】】1社2名まで51,450円(税込、テキスト費用を含む)
※4月8日を過ぎると【定価】1社2名につき54,600円(税込、テキスト費用を含む) となります
詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=3248
第1部 電気自動車・ハイブリッド車車内における熱マネジメント改善技術と熱電変換技術への期待
【13:30-14:45】
講師: カルソニックカンセイ(株) 先行技術開発グループ 主管 原 潤一郎 氏
第2部 熱電発電材料の最新研究開発動向・高効率化への展望と性能評価
【15:00-16:15】
講師: 独立行政法人産業技術総合研究所 エネルギー技術研究部門
副研究部門長 小原 春彦 氏
【講演主旨】
熱電発電は、半導体材料に温度差を与えることによって発生する起電力を利用して、熱エネルギーから電気エネルギーを取り出す発電方式である。比較的簡単な構造で排熱から電力を回収できるので、長い間省エネ技術の一つとして注目されてきたが、効率の低さから実用化普及には至っていない。一方、1990年台後半から新しい材料の開発が相次ぎ、また省エネに対するより一層の要求と相まって、近年ふたたび熱電発電が注目されている。講演では最近の熱電材料の開発動向と研究開発の鍵となる性能評価技術に関して解説する。
【キーワード】
1.排熱発電
2.省エネルギー
3.材料技術
【プログラム】
1.熱電発電の基礎
1-1 熱電発電の原理
1-2 熱電発電の特徴
1-3 熱電発電の効率と性能指数
2.熱電発電材料の特性・高効率化と開発動向
2-1 熱電発電材料の特性
2-2 熱電発電材料の開発動向
2-3 熱電発電モジュール高性能化のための技術
3.熱電発電技術の評価法
3-1 熱電発電材料の性能評価法
3-2 熱電発電モジュールの性能評価法
【質疑応答 名刺交換】
第3部 気密ケース入り熱電変換モジュールの開発および産業廃熱利用への適用
【14:30-16:30】
講師:一般財団法人電力中央研究所 原子力技術研究所 特別嘱託 博士(工学) 神戸 満 氏
【講演概要】
熱電発電の性能向上には熱電半導体のみならず、接触熱抵抗低減と熱応力緩和を両立するシステムが重要である。このような観点から開発した気密ケース入りモジュールは、性能向上と耐久性を両立でき、多様な用途への適用が可能である。さらにこれを利用した産業排熱用熱電変換システムの開発につき述べる。
【キーワード】
1.熱電変換システム
2.熱電変換モジュール
3.気密ケース入りモジュール
【プログラム】
1.気密ケース入りモジュールの開発
1-1 接触熱抵抗低減方策
1-1-1 加圧力と接触熱抵抗の関係
1-1-2 コンプライアント・パッド
1-1-3 カーボンシート
1-2 熱応力低減方策
1-2-1 スケルトン・モジュール
1-2-2 極低温におけるモジュール出力の急落現象(Mayer-Marschal Effect)
1-3各種気密ケース入りモジュール
2.熱電変換モジュールの性能評価
2-1 簡易評価装置
2-2 軸方向のみの熱流束を実現する精密測定装置
3.熱電変換システムの設計および実証試験
3-1 気体の強制対流場での伝熱(自動車マフラーなど)
3-2 液体の強制対流場での伝熱(LNG気化器など)
3-3 加熱された物体からの輻射伝熱(鍛造ライン、製鉄所圧延ラインなど)
【質疑応答 名刺交換】
【登録日】2013.03.15