一般財団法人環境イノベーション情報機構
緊急シンポジウム「検疫って知っていますか?」ー横浜から検疫を考える
6月21日−緊急シンポジウム
検疫って知ってますか?
―横浜から検疫を考える―
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
新型肺炎(SARS)は今や世界中で深刻な問題に
なっています。「検疫体制は万全か?」という問いかけを、新聞やテレビで見ることが多くなってきました。普段聞き慣れない「検疫」という言葉ですが、SARSや西ナイルウイルス、新型インフルエンザ(H5N1)、ニパウイルスによる急性脳炎など、近年急速に増加している危険な感染症が日本に侵入しないように、水際で安全を見張っているのが「検疫」です。
貿易の拡大や人や物資の移動の増大と加速化、珍しい野生動物の歯止めのない輸入や飼育などにより、様々なルートで日本に感染症が忍び寄っています。生きている動物の輸入数だけでも年間約7億8千259万頭に及びます。SARSはハクビシン、タヌキ、コウモリ、ヘビなどからウイルスが見つかったと報道されましたが、これらの動物から人間への感染も疑われています。輸入される動物たちは安全なのでしょうか?
横浜市には日本の動物検疫所の本所があり、磯子区では輸入された動物の検疫や伝染性疾病の研究等が行われています。動物や人の検疫はどのように行われているのでしょうか?これからどのような仕組みを充実させてゆけば、私達市民の安全は確保されるのでしょう
か?動物や人間の検疫について「考える」シンポジウムを開催します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
動物から人間に感染する病気は「動物由来感染症」とよばれています。どんな感染症が実際にあるのでしょうか?
どんな動物が感染症を持っているのでしょうか。専門家から具体的なお話をしていただきます。検疫所の方からは、検疫がどのように行われているかお話いただきます。どなたでもご参加いただけます。
〜〜主催:洗心洞大学 共催:生物多様性JAPAN
日時:平成15年6月21日(土)
12:30〜16:30
場所:かながわ県民センター 2階ホール
参加費:1000円(資料代込み)
プログラム(12:30〜16:30)
開会の挨拶:佐藤謙一郎氏(洗心洞大学)
司会 竹下信雄氏(生物多様性JAPAN)
「どんな動物が輸入されているか」:川道美枝子氏( 生物多様性JAPAN)
「生物輸入にどのようなリスクがあるか」:小池文人氏(横浜国立大学)
「動物由来感染症とは?」:神山恒夫氏(国立感染症研究所 獣医科学部)
「横浜動物検疫所の仕事」:吉村史郎氏(横浜動物検疫所 検疫部長)
「人の検疫は?」:厚生省 予定
パネルディスカッション:「横浜から検疫を考える」
お問い合わせ先
洗心洞大学:担当 宮坂幸伸 メイル h02035@shugiin.go.jp
tel: 03-3508-7174 fax: 03-3502-8848
生物多様性JAPAN:担当 川道美枝子 メイル
chipmunk@h5.dion.ne.jp
tel/fax:075-551-3936
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
会場案内
かながわ県民センター
〒221
−0835横浜市神奈川区鶴屋町2−24−2
電話045−312−1121(代表)
FAX045−312−4810
JR横浜駅西口徒歩5分
【登録日】2003.06.05