一般財団法人環境イノベーション情報機構
アマゾンの森林を守る−森林の炭素蓄積と生物多様性の保全に向けた森林研究−
日時:
2013年12月1日(日曜日)13時から16時50分
会場:
JICA市ヶ谷ビル 国際会議場
主催:
(独)森林総合研究所/東京大学生産技術研究所/(一財)リモート・センシング技術センター/(独)国際協力機構/(独)科学技術振興機構
概要:
アマゾン低地帯の森林は現存する熱帯雨林の半分以上の面積と炭素蓄積を有するとともに、全世界の生物種のおよそ1割が生息する生物多様性の宝庫です。しかし、1960年代からアマゾンの森林は急速に減少し、最近は度重なる干ばつの被害を受けるなど、貴重な生態系は脅かされており、地球規模の炭素循環や水循環に深刻な影響を及ぼすことが危惧されています。
こうしたなかで、アマゾンの森林の炭素蓄積や生物多様性の保全に向けた、ブラジルと日本の国際共同研究が進められています。本講演会では、ブラジルから森林の地上観測と衛星観測−それぞれの第一人者による基調講演につづいて、衛星「だいち」によるアマゾンの違法伐採監視システム、アマゾンの森林の炭素蓄積量の広域評価、そして、フィールドミュージアム構想によるアマゾンの生物多様性保全−についての研究の最前線をご紹介いたします。
【プログラム】
開会挨拶(13時〜13時25分)
趣旨説明 アマゾンの森林−巨大な炭素蓄積と生物多様性の宝庫−
石塚森吉(SARTREPS CADAF(※) プロジェクト代表)
講演 (13時25分〜15時45分)
1.アマゾンの森林と降雨量 −欠乏と過剰の影響−
ニーロ・ヒグチ (ブラジル国立アマゾン研究所)
2.アマゾンの森林減少 −リモートセンシングによる25年間の森林観測−
エジディオ・アライ(ブラジル国立宇宙研究所)
3.空から違法伐採を監視する −ALOS - PALSAR によるアマゾンの違法伐採監視システム−
小野 誠(リモートセンシング技術センター)
4.アマゾンの森林の炭素蓄積 −CADAFプロジェクトによる最新の推定−
沢田治雄(東京大学生産技術研究所)
5.フィールドミュージアム構想によるアマゾンの生物多様性保全(仮題)
幸島司郎 (京都大学野生動物研究センター)
パネルディスカッション(16時〜16時45分)
閉会(16時50分)
対象:ご興味のある方ならどなたでも
参加費:無料
参加申込:アマゾンセミナー事務局 amazon@ffpri.affrc.go.jp まで、ご氏名とご連絡先をお知らせ下さい。
※同時通訳受信機の数に限りがございますので、お申し込み頂いた方から優先的に受信機をお貸しいたします.
※CADAFプロジェクト: Carbon Dynamics of Amazonian Forests Project
地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)課題「アマゾンの森林の炭素動態の広域評価」
お問い合わせ:
(独)森林総合研究所
アマゾンセミナー事務局
Eメール: amazon@ffpri.affrc.go.jp
【登録日】2013.11.22