一般財団法人環境イノベーション情報機構
第181回 APEXセミナー 「適正技術とその新しい地平」
【募集期間】| 2014.04.04〜2014.05.02 <適正技術>は、通常、先進国の技術を条件の異なる途上国に単純に移転するような試みが失敗してきた反省をふまえて、現地の社会的・経済的あるいは文化的条件に適合的で、人々が参加しやすく、そこにおけるニーズを効果的に充たす技術を指します。しかし、この言葉に、当初から、環境・資源や労働疎外の問題など、近代科学技術のもたらすさまざまな問題を解決・緩和していく技術という意味もこめられていました。
そのような二つの意味を併せ持った適正技術は、世界人口の大多数を占める途上国の人々の立場に立ち、近代技術がもたらしているさまざまな問題をも乗り越えていくものとして、まさにこれからの世界に必要とされる、今日的意義をもった巨大な技術開発の領域といえます。
APEXでは、インドネシアなどにおいて、排水処理やバイオマスエネルギー利用等の分野で、適正技術の開発・普及に長年取り組んできました。今回のセミナーでは、それらの経験をふまえて、上のような含意をもった適正技術の意義を具体的な事例をもとに考え、今後を展望します。
参考文献:田中 直著『適正技術と代替社会−インドネシアでの実践から』 岩波新書、2012年
<講師プロフィール>
田中 直(APEX代表理事)
東京大学工学部卒業後、石油会社で石油精製プロセス管理、廃プラスチック再生、バイオテクノロジー、排水処理などの業務に従事する一方、1987年の設立当初からAPEX代表を務め、1999年より専従(代表)となる。理学博士。
著書:上記参考文献
編著書:『転換期の技術者たち』(勁草書房)、エネルギー問題−工業化社会の自然と労働』(社会評論社)他
◆日時◆ 2014年5月3日(土・祝) 14:30〜17:15 (14:15受付開始)
◆会場◆
JICA 東京(東京国際センター) セミナールーム406
〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-5 Tel:03-3485-7051
<会場アクセス>
京王新線 「幡ヶ谷」駅下車(南口) 徒歩8分
地下鉄千代田線 「代々木上原」下車(西口) 徒歩12分
<地図>http://www.jica.go.jp/tokyo/office/about.html#map
◆参加費◆ APEX会員:300円/一般:800円
◆定員◆ 36名
◆お申し込み◆
以下サイト
http://www.apex-ngo.org/kokunai/semitokyo.html
にリンクのセミナー申し込み用フォームから参加登録されるか、
メール、電話またはFAXで、第181回セミナー参加希望と明記の上、
お名前とご連絡先(メールアドレスまたは電話)をお知らせ下さい。
◆主催/お問い合せ/お申し込み先◆
特定非営利活動法人APEX (担当:青山、三木)
TEL:03-3875-9286 FAX:03-3875-9306
〒110-0003 東京都台東区根岸1-5-12井上ビル
E-mail:tokyo-office[@]apex-ngo.org
([@]を半角@に変えて下さい)
URL:http://www.apex-ngo.org
【登録日】2014.04.04