一般財団法人環境イノベーション情報機構
バイオミメティクス(生物模倣)材料の基礎と技術及び特許動向、製品展開例、国際標準化規格【ISO/TC266】の動き

★バイオミメティクスの国際標準化規格とビジネス展開に関する新たな動きも解説予定!
★注目を集めた生物模倣技術の特許出願例
【講 師】
第1部 千歳科学技術大学 理工学部 応用化学生物学科 教授 工学博士 下村 政嗣 氏
(高分子学会バイオミメティクス研究会 運営委員長)
第2部 高分子学会 常務理事・事務局長 工学博士 平坂 雅男 氏
【会 場】
東京中央区立産業会館 4F 第4集会室【東京・中央区】
【日 時】2015年7月30日(木) 13:00-16:30
【早期割引価格:1社2名】43,200円(税込、テキスト費用を含む)
⇒7月16日以降のお申込は46,440円(税込、テキスト費用を含む)
詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=3986
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第1部 バイオミメティクスの現状と技術移転するための課題
〜基本知識、生物規範工学、生物多様性、Industrie 4.0、我が国の課題〜
【13:00-15:00】
講師:千歳科学技術大学 理工学部 応用化学生物学科 教授 工学博士 下村 政嗣 氏
(高分子学会バイオミメティクス研究会 運営委員長)
講師のホームページ(ここをクリック)
【受賞】
・高分子学会賞、日本化学会学術賞
【講演主旨】
生物が有する多様性は、長い進化の過程において環境に適応した結果であり、「生物の技術体系」とも言うべき、「人間の技術体系」とは異なる「生産プロセス」「作動原理」「システム制御」によって獲得されてきたものである。「生物の技術体系」を明らかにすることは、「人間の技術体系」が内包し解決すべき喫緊の課題である、環境・資源ならびにエネルギー問題の解決 に寄与する「生物規範工学」とも言うべきパラダイムシフトをもたらすものとの期待は欧米を中心に具体化されつつある。ビッグデータである生物学の情報を工学へ技術移転するためには、情報科学が不可欠である。
【キーワード】
1. パラダイム変換
2. 持続可能性
3. ビッグデータ
【プログラム】
1.バイオミメティクスの基本知識
1-1 バイオミメティクスという考え方:ナイロンからソナーまで
1-2 材料系バイオミメティクス:ナノテクノロジーと生物学の融合
1-3 生態系バイオミメティクスの台頭
2.バイオミメティクスの現状とその現代的意義、技術革新
2-1 持続可能性とバイオミメティクス
2-2 バイオミメティクスがもたらすパラダイムシフト
2-3 生物多様性を基盤とする技術革新
3.情報が繋ぐ生物と工学
3-1 生物学データベースから工学への技術移転
4.まとめ
4.1 Industrie 4.0とバイオミメティクス
【質疑応答 名刺交換】
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第2部 バイオミメティクスの技術動向とビジネス展開
【15:15-16:30】
講師:高分子学会 常務理事・事務局長 工学博士 平坂 雅男 氏 (元・帝人)
【キーワード】
1. 研究開発戦略
2. 製品開発
3. 市場創造
【講演主旨】
バイオミメティクスは新たな製品開発のプラットフォーム技術として着目され、研究開発が活発化している。一方、環境や持続可能性の観点から、欧州では国際標準化をはじめ、ビジネス展開に積極的である。日本における、バイオミメティクスの製品化は、古くはテキスタイル産業で行われてきたが、今、新たな市場をターゲットとした時代に入りつつある。これは、単なる生態構造の模倣だけでなく、機能やプロセスに重点をおいた製品開発へ移行しているためである。講演では、技術開発、製品開発、市場展開などバイオミメティクスの技術動向とビジネス展開について解説する。
【プログラム】
1.海外の研究開発と産業界の動き
1-1 アメリカにおける研究開発と製品展開
1-2 欧州における研究開発と製品展開
1-3 日本における研究開発と製品展開
2.国際標準化
2-1 経緯
2-2 ISO/TC266詳細
2-3 今後の展開
3.特許動向
3-1 欧州特許
3-2 日本特許
4.バイオミメティクス市場
4-1 テキスタイル
4-2 エレクトロニクス
4-3 ヘルスケア
4-4 建築・デザイン
5.バイオミメティクスのビジネス展開
5-1 コンソーシアム
5-2 オープンイノベーションの推進
5-3 企業における研究開発戦略
6.まとめ
【質疑応答 名刺交換】
【登録日】2015.07.16