一般財団法人環境イノベーション情報機構
「地元学・実践講座」 循環共生型の山村文化・伝統技術を学ぶ
今話題の“スローライフ”や“持続的な循環型社会”のヒントは、山村地域が長い年月を経て編み出した、自然の恵みを最大限活かし、自然と共生する“知恵”や“技術”にあるのではないでしょうか。
“自然の豊かさ”や“文化の豊かさ”を巧みに引き出す、伝統的な“技術”や“知恵”を探してみませんか?
今回は、かつて地域の暮らしの中に息づいていた技術、文化といった“宝もの”を、「地元学」というフィールドワークの手法を通して、地域外に住むよそ者であるわたし達と地元のみなさんとで一緒に「宝もの」探しを行います。
【開催地】 東京都西多摩郡奥多摩町棚沢地区
【集 合】 JR青梅線「鳩ノ巣」駅前 AM10:00
【定 員】 20名
【参加費】 1500円(資料代・保険料)
※宿泊費・食費は別途ご用意ください
【宿 泊】 棚沢地域の民宿に分宿します。
【講 師】 竹田純一 氏(里地ネットワーク・事務局長)
:「(財)イオン環境財団」と提携した全国20箇所の「里地里山保全
活動」の実践(1999〜2002年)、新潟県佐渡地域におけるトキと
共生した地域社会づくりのための環境省プロジェクト(2000年〜)
などプロデュース。
農林水産省・環境省「里地環境検討委員会」等の各種委員歴任。
【スケジュール】
●1日目
・「地元学 事始め」(簡単な座学です)
・「地元学」実践(地元の方と一緒に行ないます
・「交流会」(地域の郷土料理。地域の方々とも交流します)
●2日目
・「棚沢集落 宝物マップづくり」(集落全体を把握します)
・「地元学成果公表」(地域の方々に宝物を紹介します)
・「まとめ」(今後の展開について検討します)
【今回のテーマ】
*今回は、以下の視点から、地域を見つめてみる予定です。
○昔の林業作業道具調べ・地域の伝統的生業の遷り変わり調べ
○おじいさん・おばあさんの子ども時代の森の遊び・遊び場調べ
○地域のお祭り、伝統行事調べ
○森の恵み・山村の恵み(狩猟・山菜・川魚・畑)調べ
○四季の伝統食文化調べ
【活動フロー】
○ステップ1:「調べる」
:地域住民と共に地域を散策し、先祖代々から伝えられた歴史
や伝統といった「宝物」を発見します。
○ステップ2:「まとめる」
:林業地の奥多摩地域に眠る「森林と共生」し、「木材を活用」
した“文化”や“資源”をまとめます。
○ステップ3:「つくる」
:地域の森林資源を活用して、地域の“歴史”と“伝統”をふま
えた木のシンボルづくりを検討します。
【登録日】2003.08.20